the world was not enough

物語偏愛者の詭弁と戯言

MMD杯で、あり得たかもしれない「けもフレ2期」に思いを馳せる

けものフレンズのアニメ2期を巡る一連の騒動、結局確定的な情報がぜんぜん出てこないので誰を責めるとかそういう気持ちにはなれないんだけど、しかしアレだけもてはやされた「奇跡」と「優しさ」の結末がこれかーーーっていうのは、もうどうにも悔しくて悲し…

4U 1st Live『The Pres"id"ent 4U』 - アイドルゲームにおける「自由」

【Tokyo 7th シスターズ】KARAKURI / 4U New EP「Winning Day / Lucky☆Lucky」Trailer 【Tokyo 7th シスターズ】4U 1st Mini Album『The Present "4U"』 Trailer 彼女たちは主役ではない。4Uはアイドルゲーム『Tokyo 7th シスターズ』に登場する、主人公たち…

ヒトリエ ✕ UNISON SQUARE GARDEN『nexUs vol.4』

ヒトリエが主催するツーマンライブ『nexUs』、vol.4がUNISON SQUARE GARDENというアツすぎるゲストだったので迷わず行ってきた。この組み合わせ、さすがにアツすぎてヤバすぎるんでは、と思ってはいたけれど、本当にアツくて最高で、ライブ終わってから「あ…

『gifted ギフテッド』 - 子どもの幸福と権利について

クリス・エヴァンス出演 映画『gifted/ギフテッド』予告 今年の映画初めは『gifted ギフテッド』にした。昨年の映画納めが『キングスマン(第1作)』のリバイバル極上爆音上映@立川シネマシティだったし、『キングスマン ゴールデンサークル』も早く観たい…

『ダーリン・イン・ザ・フランキス』 - 期待通り過ぎるTRIGGERのロボットアニメ

TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」ティザーPV 好きなアニメーターを挙げると、庵野秀明、鶴巻和哉、錦織敦史、今石洋之、吉成曜、馬越嘉彦、田中将賀と言ったところで、まぁ見事にとある方向に傾いているわけなのだけど、そんな自分から見て『ダー…

コミックマーケット93 - 逸見エリカの救済を求めて

年明けてから何も書いてないけど、あんまり観たり読んだりしたものもないのでコミケのことを書く。なんだかこの有明の空と海を見ないと年を越せない感覚がある。自分が行ったのは2日目で快晴だったけど、3日目はホワイトコミケだったんだっけ? 元々二次創作…

伊藤計劃『From the Nothing, With Love.』ならびに10年目を迎えてのブログ名変更

細々とやってきたこのブログも10年目を迎えてしまった。そんなに経ったのか、という驚きはあるけれど、よく続けてこれたな、という気持ちはあまりない。というのも、自分は語りたがりの質ではあるので、どこかにアウトプットの場は常に持っておかないと、溢…

アニメ『少女終末旅行』 - 絶望と仲良くなった先のセカイと日常

今年は1クールあたり1つか2つ完走しているという程度にしかアニメ見れていなくて、今期はそれが『少女終末旅行』だったのだけど、これ本当に見ておいてよかったと思える素晴らしい最終回だった。こんな名作になると思わなかった。 原作は1巻だけ読んでいると…

『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』 - 進化と回帰を兼ね揃えた快作

公開から1週間経ったし、ブログ内に留めておく分には良いだろうということでネタバレ感想。当然のようにシネマシティで1日2回見るなどしてきた。色紙はこちら。 評価としては表題に書いた通り、もうそれだけなんだけど、期待に対して100点満点の回答を真正面…

『新海誠展』 - 喪失を抱えて、なお生きろと声が聞こえた

新海誠展「ほしのこえ」から「君の名は。」まではてなブックマーク- 新海誠展「ほしのこえ」から「君の名は。」まで いわゆる「メジャーになったアーティストに対して、『メジャーデビュー前はよかった』と回想する行為」はあまり行儀が良いとは思わないのだ…

2017年に買ってよかったもの

今週のお題「今年買ってよかったもの」 例年この時期によく見かける「買ってよかったもの」エントリー、自分はやったことがなかったんだけど、今年はちょっと物欲に任せたところがあったので、せっかくだし書いてみようと思う。はてなブログの「今週のお題」…

篠原健太『彼方のアストラ』 - 追いつくなら今しかないです

彼方のアストラ、あと3話?!!— chroju (@chroju) 2017年12月1日 終わんの?!!!— chroju (@chroju) 2017年12月1日 『彼方のアストラ』が12月2日公開の第47話を含め、あと3話で終わるらしい。これには参った。終わるのが寂しいとかショックとかではなく、…

Amazon Echoはもっと「ながら」使いがしたい

スマートスピーカーはしばらく様子見するつもりだったんだけど、Amazon Echo Dotが「Prime会員なら3,980円」という予想外の低価格で出してきたので、ついポチってしまった。上位2モデルとの違いは音質とスマートホーム対応?らしいけど、音質の点で言えば、…

米代恭『あげくの果てのカノン』 - 罪であろうとそれは純愛なのか

『あげくの果てのカノン』、読み始めたきっかけは本屋でたまたま見かけた1コマのPOPだったのだけど、今年読んだ中ではダントツでオススメできる最高のマンガとなったのでホント読んで欲しいのです。そのきっかけのコマがこれ。 (小学館『あげくの果てのカノ…

『ヨコハマトリエンナーレ 2017』

近年頓に増えてきた国際芸術祭、魅力は街のあちこちに散らばる展示会場を巡りながら、街の観光もできる(街からすれば、観光資源へ人を呼べる)点にあるのはもちろんなのだが、横浜という街は言わずもがな魅力が多すぎるなぁというのが、ヨコハマトリエンナ…

OVA『クビキリサイクル』完結に寄せて

「完結に寄せて」と書いてはいるが、すでに完結から1か月近く経ってしまった。もともと遅筆なのと、最近はスプラトゥーン2に驚くほど可処分時間が吸われるので、趣味がどうにもおざなりになっている。そういえばダンケルク以来今日まで映画も見ていなかった…

尾骨にヒビが入った

あんまり自分のプライベートに関するネガティブな出来事をウェブには放流しないようにしているんですが、ネタというか体験的に面白かった(?)ので書いておく。 経緯 先週の土曜、あの台風の衆院選前日。当時まだ関東は台風上陸前ではあったけど、すでに風…

私と初音ミク #ボカロ曲10年10選

10年だそうです。10年前と言えば自分はまだ10代です。結構びっくりしてます。そんなに経ったのかと。 正直言いますと自分が初音ミク、VOCALOIDを聴き始めたのは2008年なので、個人的なボカロ歴としてはまだ10年にはなりません。そもそも自分と初音ミクのファ…

スプラトゥーン2から参戦勢だが、既に生活を脅かされつつある

スプラトゥーン2買いました。前作はTLでなぜかエンジニア中心にめっちゃバスってんなという感じで他人事のように眺めてたんですが、たまには流行りに乗るかと今回は買ってみました。なお、Switchはビックカメラの抽選に3回チャレンジしてゲットしました。 や…

砂の惑星を歩き続けて随分経った

まとまらない感想というか、思いのようなものを走り書きます。まとまってなくてもいいから、取りあえず今このときに書くしかねーなこれはという感じがしたので。 VOCALOIDの楽曲を意識的には聴かなくなってだいぶ経ちます。学生の頃は毎日のようにはてブ経由…

『リトルウィッチアカデミア』憧れとの決別

『リトルウィッチアカデミア』を最終回まで見ました。 TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』第25話「言の葉の樹」予告 率直に言うと最も印象的だったのは、最終回というよりその1つ前の第24話『アルクトゥルスの森』でした。2013年のアニメミライ版から、ず…

いま購読している漫画10選(2017年夏版・後編)

前編 の続きです。 映像研には手を出すな! 映像研には手を出すな!(1) (ビッグコミックス)posted with amazlet at 17.06.10小学館 (2017-01-27)売り上げランキング: 1,246Amazon.co.jpで詳細を見る 面白い。前編エントリーで紹介した今井哲也『ハックス…

いま購読している漫画10選(2017年夏版・前編)

いま購読している漫画10選(2013年夏版) - そのねこがうたうとき いま購読している漫画10選(2015年夏版) - そのねこがうたうとき 別に意識していたわけじゃないんだけど、なぜか2年おきに夏にやる企画みたいになってしまったエントリーです。 前回から2年…

『あなたの人生の物語』

テッド・チャンという作家について、新しい情報が入ることはほとんどないんですよ。何分寡作なもので、自分の認識が間違ってなければ邦訳で出ているのは『あなたの人生の物語』と、大森望編集の傑作選『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』に収録された…

fhána『Looking for the World Atlas Tour 2017』FINAL ― 違いを知ることがスタートだ

昨年のfhána 2nd LIVE Tourのブログで、fhána、特に佐藤さんとyuxukiくんについては、思えば初音ミク絡みの頃に触れていたんだよなぁという話を書いていたのだけど、今年の3rd LIVEでも同じようなことを思い浮かべてしまった。 過去に初音ミクという呪縛とい…

CHAIN THE BLOSSOMというナナシスの1つの到達点

3rd LIVEの日程が発表されたときは早いなと思ったんですよ。2ndから1年ないので。曲数とか大丈夫なのかなって。おまけにその後もThe QUEEN of PURPLEのデビューに始まり、777とミニユニットには結局ほとんど曲が行き渡らず、ライブ直前に発売された『ハルカ…

森見登美彦作品と夜を行き、迎える朝

作家生活10周年の節目を迎えたこともあってか、昨年末ぐらいから森見登美彦氏の界隈が少し騒がしいように思う。自分自身、先のクールでは『四畳半神話大系』の再放送を見て、本屋大賞と直木賞にノミネートされた『夜行』を先月読破し、先週『夜は短し歩けよ…

『けものフレンズ』と大冒険した話

「ようこそジャパリパークへ(仮歌)」オーイシマサヨシ 乗れるムーブメントには乗っといた方が楽しいというのはこの数年の経験から明らかだったので、「すごーい!」「たのしーい!」というミームが跋扈し始めていたあの時期、すぐにプライムビデオで『けも…

『LA LA LAND』 - 人生に歌と、祝福を

前情報らしい前情報はほとんど仕入れずに見てきた。TLでは絶賛する声が多く見られたので、とりあえずクオリティとしては心配する必要がないだろうと判断。またミュージカル映画?でもあるということだったので、ミュージカル特有の「音楽」と「歌」によって…

映画『虐殺器官』におけるゼロ年代の呪縛

「虐殺器官」新PV 伊藤計劃処女作がProject Itoh最後の公開となったのはなんともはやというところだが、無事に公開されただけでも良かったとは思う。もちろん、欲を言えば『ハーモニー』の前に公開してほしかった。 『屍者の帝国』を公開初日に見たものの、…