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そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

人生を変えられたというか、狂わされたというか

自分と同年代ぐらいで馬越嘉彦が好きだという人は結構多いんじゃなかろうか。幼少期におジャ魔女を経験していて、あの独特の絵柄が染み付いていて、その懐かしさからハトプリにも手を出した人。多くの人の人生を変えたアニメーターの一人、だよなぁきっと。 …

エヴァンゲリオンの「終わり」

新世紀エヴァンゲリオン (14) (角川コミックス・エース 12-17)posted with amazlet at 14.11.24貞本 義行 KADOKAWA/角川書店 (2014-11-26)Amazon.co.jpで詳細を見る 貞エヴァが完結した。自分がエヴァに出逢ったのは中学生の頃だから13〜14年ぐらい前のこと…

アートで「山をひらく」ということ

山形に所用があったので、「ついで」と言っては何なのだが山形ビエンナーレと諸橋近代美術館に行ってきた。 最近「地方芸術祭」的なイベントがちょっとしたブームの状態にあると思うのだが、そういえばこの手のイベントに行ったのは初めてになるのではないか…

2014年夏アニメまとめ〜研ぎ澄まされた適当、磨きぬかれたいい加減

もうがっつり秋アニメ始まってるけど。今季自分にしては見すぎた。気付けば10本完走か。。。。 スペース☆ダンディ 研ぎ澄まされた適当という言葉がこのアニメをなんとも正確に表していたな、と。結局こういう「全力で遊んだ」アニメが一番強いのかもしれん。…

忘却されたのは誰か

ヨコハマトリエンナーレにいってきやした。今回のテーマは『華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある』。 『忘却』というテーマは正直「ありふれてないか」という気がした。「大切なことを忘れていませんか?」なんて、使い古されているにも程があるド定…

Chronicle 1995

東京都現代美術館の「クロニクル 1995」見てきた。 1995年は時代の転機足り得たのか。どちらかといえば、単純にインパクトの強い、それもネガティブな出来事が多すぎて、センセーショナルに語られているだけなのではないかという思いが自分にはある。要する…

#白高同好会 3期に参加してきた

白浜坂高校合唱同好会3期に参加した。のです。 なんやそれ?って話なのだが、要はTwitter合唱団である。古くは粒谷区合唱団とかあったけど、あれと似たような感じ。異なる点としては一昨年の合唱アニメ『TARI TARI』をきっかけとし、その劇中歌を歌うことを…

2014年春アニメまとめ〜少し、泣く

複数クール作品が多かったか。6本中3本完走、残り3本が次クール継続。 ピンポン まぁ、面白かったよね。今さらなんでこんなのアニメ化するのかと思ったけど、なにこのクオリティ。 情報量の少なさがいいのですよ。スポーツをアニメにするとギュンギュン動か…

ダサいダサい言われても何がダサいかわからんし心折れるだけだっての

アニメキャラの私服のどこが問題かという具体的な指摘 - Togetterまとめ 「具体的な指摘」というまとめだけど、結局言ってることって「○○はダサい」ってのがほとんどであって、なんでそれがダサいのかよくわからんという。花陽のニットの柄がダサいのはわか…

『次元大介の墓標』は誰にリーチするのか

話題の『次元大介の墓標』、2日目に新宿バルト9で見てきたのでネタバレ無しで感想書きます。 前作にあたる『峰不二子という女』が原作のハードボイルドなテイスト(といっても俺は原作読んだことないが)に近いものとして仕上がったと言われる一方、ストーリ…

自炊系マンガのススメ

自炊系マンガ。自炊するマンガです。マンガの自炊じゃなくて。ScanSnapじゃなくて。 甘々と稲妻(1) (アフタヌーンKC)posted with amazlet at 14.06.11雨隠 ギド 講談社 (2013-09-06)Amazon.co.jpで詳細を見る 『甘々と稲妻』読みました。これはもう読んだら…

『屍者の帝国』がもたらすもの

屍者の帝国やっと読んだ。気付いたらもう2年前なのねこれ。読みたいけどおいしいものは取っておきたいという思考が働いてなんとなく読まずにいたけど、結論としては読んでよかったなと。ああ、楽しいなという感じだった。 まぁ刊行当初の熱気は当然ながらす…

『たまこラブストーリー』見たけどやっぱし京アニ好きです ※微ネタバレ

映画『たまこラブストーリー』予告編 - YouTube 見た。とりあえずアレだ。主役はみどちゃんですよ? 劇場版になって、デラちゃんがいなくなり、「恋愛」というベタながらもちょっぴりシリアスな要素が絡むことで、なんだか雰囲気が変わったなーという第一印…

2014年冬アニメまとめ〜人は人!服は服!紅緒は変態!

だいたいシーズンあたり3〜4本程度しか完走しない俺だが、今回はなんと7本完走。何が起きた。。。ちなみに1年ぐらい前からこのクールごとのアニメ感想まとめシリーズ書いてるけど、一応アニメの並びは「よかった順」にしてます。今更ながら。 キルラキル は…

伊藤計劃を避けられない

伊藤計劃の劇場アニメ化がだいぶ話題になっていたが、これを全く予想しなかったファンがいたかと言えば、そうではないだろうと思う。同じくゼロ年代のSFである『マルドゥック・スクランブル』もまた数年前に劇場アニメ化されているし、今年の夏には『All you…

町田洋先生が素晴らしかった

惑星9の休日posted with amazlet at 14.02.20町田 洋 祥伝社 Amazon.co.jpで詳細を見る 夜とコンクリートposted with amazlet at 14.02.20町田 洋 祥伝社 Amazon.co.jpで詳細を見る 才能という言葉はあまり好きじゃない。努力や研鑽の過去を覆い隠し、自分が…

キャラクターと「中の人」は不可分なのか

亡くなった永井さんの代役となる、新たな波平役が茶風林さんに決まったとか。茶風林さんって永井さんみたいな「おじいちゃん」声ではないけれど、考えてみれば波平って(あの頭で)定年前のサラリーマンなんだし、ここらでキャストの若返りってのはいいんじ…

『いなり、こんこん、恋いろは。』が夕方に見られない世界なんて

「いなり、こんこん、恋いろは。」番宣PV - YouTube 毎クール1本は必ず「何も考えずに見られるアニメ」がほしいなーと思ってるんだけど、今期は『いなり、こんこん、恋いろは。』が完全にそれにハマりまして。キャラはかわいくて基本よい子なんだけど、あざ…

赤い公園とガールズバンドとアニソンと

今年は「赤い公園」が来そうってことでいいのだろうか。 赤い公園 - 風が知ってる 【 TVアニメ『とある飛空士への恋歌』EDテーマ】 - YouTube フジテレビ土ドラ「ロストデイズ」主題歌 赤い公園「絶対的な関係」ティーザー - YouTube 一昨年メジャーデビュー…

2013年秋アニメまとめ ~ 『境界の彼方』はメガネアニメの革命

年末書く暇なかったので遅くなりました。あれだね。恋物語の最終話が12/28で、29から親戚宅にお邪魔してましたからね。他のアニメの分を先に書いときゃ良かったって話でもあるけど。 今季は完走3本、ハンパに見たのが2本、ドラマ(!?)1本です。 <物語>シリ…

人生という冒険は続く。

年末年始は自分としては珍しく年寄りに囲まれて過ごした。もう間もなく26歳になるのだが、いい加減家族親類のこととかガン無視して1人で突っ走るわけにもいかないところになってきたというのもあり、顔を出してみた次第なんだけれども。で、自分の親族関係は…

『ゼロ・グラビティ』の地上側を描いたスピンオフ誰か書いてください

見た。すげー。2200円とかたっけーよと思ってたけど払った甲斐はあった。わざわざ木場のヨーカドーまで行ってIMAXで見た甲斐もあった。 映画『ゼロ・グラビティ』予告5【HD】 2013年12月13日公開 - YouTube この映画については「あとでDVDで見よう」じゃダメ…

建築家ではないが、建築であり、そしてインターフェースである

NOT ARCHITECT, BUT ARCHITECTUREはてなブックマーク- NOT ARCHITECT, BUT ARCHITECTURE 表参道GYREで開かれていた『建築家にならなかった建築家展』を見てきた。表参道にちゃんと目的を持っていくのは実は初めてで、原宿に比べればまだ難易度は低い(竹下通…

『キルラキル』にいま一歩のめり込み切れずにいる理由

TVアニメ「キルラキル」 TVCM 第1弾 30秒 - YouTube キルラキル。 グレンラガンの再放送中にこのCMが流れてた頃から楽しみにしていて、その頃の期待を裏切らない出来に大満足な日々を最近送っているわけですが。ただ第1弾CMからは超骨太シリアス系アニメを想…

SEBASTIAN Xが楽しすぎてこまけぇこととかどうでもよくなる

SEBASTIAN X / サディスティック・カシオペア - YouTube これ参った。楽しい。ひたすらに楽しい。音楽性とかコード進行とか、そういうの「楽しい」を前にすると全部無力になる。単に語る言葉を持ってないだけだろって? ほっとけ。 最近さよポニとかmiaouみ…

2013年夏アニメ感想まとめ〜面白きことは良きことなり

視聴7作中完走3、リタイア2、途中抜け有り1、来クール継続1というあんま芳しくないシーズンでした。。。 進撃の巨人 2013年度上半期、話題性では間違いなくナンバーワンだったアニメ。元はと言えば原作漫画が2年ぐらい前にすさまじい持ち上げられ方をしてい…

『WICKED』鑑賞――世界を「裏側」から見た物語の必要性

WICKEDはずっと見たいと思っていたミュージカルだった。四季が輸入する前、ブロードウェイで話題になっているときからもう、あのオズのプロローグが見られる!ってだけで気になっていて。それからしばらくして、劇団四季による上演が始まると聞いたときはガ…

女の子を「集めたい」という欲望

モバマスはね、わりと冷めた目で見てたんですよ。バッカじゃねーのって言ったら言い過ぎだけど、要は絵じゃないですか、アレ。で、ゲームの中で頑張らなきゃ見つからないんならまだしも、2chまとめサイトとかTumblrとかでじゃんじゃん流れてるわけじゃない。…

【ネタバレ有り】『パシフィック・リム』がアメリカで作られたという意味

話題の『パシフィック・リム』観てきた。なんというか、全部理解した。うん、これは……いいものだわ。最高だわ。なぜアメリカがこれを作れるんだよ。 内容についてはもうひと通り話されきってると思うのだが、ホントなんでこれをアメリカの人が作れるんだって…

いま購読している漫画10選(2013年夏版)

ここ1〜2年ほどいろんな漫画を読むように意識してたのだが、だんだん何を自分が読んでるのかわからなくなってきたので自分用メモ。予め断りますが、メジャーどこしか基本的に読んでないのであまり参考になるものとかじゃないです。 ハイキュー!! ハイキュー!…

『アンドレアス・グルスキー展』空虚としての世界

ハイカルチャーについて語ることなんざ出来はしないんだけど、語るに落ちてるからといってずっと語ることを避けていては、いつまで経っても語れるようになんてならない。そもそも芸術に対して「知らない者は語ってはならない」なんてことはない。初見の人で…

2013年春アニメまとめ〜生存せよ、探求せよ

今期、振り返ってみると全然アニメ見てなかったな。 俺の妹がこんなに可愛いわけがない あやせ。うん、あやせ。あやせ? あやせあやせ。……あやせ! はい、あやせでしたね。あやせメイン回がなんとなく多いなと思ったら、いきなり告っ て沈んでいくというよく…

TARI TARIと合唱祭と、文化の裾野を広げるということ

朝日新聞デジタル:架空の「白浜坂高」、東京都合唱祭に ツイッターで集う - カルチャーはてなブックマーク- 朝日新聞デジタル:架空の「白浜坂高」、東京都合唱祭に ツイッターで集う - カルチャー すげーよかった。 去年放送したアニメ『TARI TARI』の劇中…

どうも俺は、めんどくさい系ヒロインが好みらしい

※以下、俺妹第12話のネタバレあり 先日の俺妹はなんだか嫌な汗をかきました。蒸し暑い晩だったのは確かだけど、あの終盤数分からED聞き終わるまでなんだかじとっとした汗をかいてしまい、あれ?そんなに俺あやせ好きだったっけ?え、なに、この展開そんなに…

『言の葉の庭』、話と絵のバランスとか

『言の葉の庭』、YouTubeで観た予告編が良い感じだったので2日目にあたる6月1日に見てきましたけど、予告編で得た期待感そのままの感じで良かったですよ。『星を追う子ども』を観た時の「なんじゃこりゃ」感はなく。『秒速』が好きだった人ならすんなり入れ…

「公募型合唱団」という形に、21世紀的な趣味の形を見出すなど

珍しく合唱の話なんぞをしてみる。元々僕は合唱部にいたり一般の合唱団に所属していたことがあり、演奏にも鑑賞にもかなり興味を持っているのだが、なぜかこの娯楽は若い愛好者が少ないような気がしてる。まぁオーケストラとかオペラとか、クラシカルな音楽…

ボーマスは行けるが「超」ボーマスには行けないというメンタリティ

ボーマスは行ける。文フリも行ける。コミケも行ける。が、超会議は勇気が要る。このどうしようもない断絶について。 ボーマスは何度か行っている。初めて行ったのはボーマス9で、初めて買ったCDはElektlyzeの「Piece of Cipher」だった。今回はその再編集版…

新ジャンル、ペデストリアンデッキ萌え

本当に新ジャンルなのかは知らんが、ざっとググった感じだと同好の士は見つけられなかった。私自身も最近自覚したばかりではあるが、ペデストリアンデッキに萌える。たぶんインターチェンジ萌えとか工場萌えとかの亜種だと思うんだが、それらよりも断然ペデ…

2012年冬アニメまとめ〜左門さんマジヒロイン

アニメ感想、一時はあにみた!を使ってつけてみてたんだけど、毎回毎回わざわざログインして感想書くってのが面倒だったのでやめてしまいました。てわけでちょっとブログに付けてみようかと。 今期はあまり楽しめませんでした。全体的に。 さくら荘のペット…

「ほんのまくら」フェアで、小学生の頃がフラッシュバックした

昨年大好評だった、あの「ほんのまくら」フェアが帰ってきます! | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店 小学生の頃の読書感想文が苦痛じゃなかった子供なんていないだろうと思うんだけど、俺なんておそらく一度もまともに書いたことがないんじゃないかと思う。…

『たまこまーけっと』と、祈りとしての物語

今季は前期からの2クールアニメを多く観ていることもあって、新しいアニメは『たまこまーけっと』しか観ていないんだけど、これがわりと面白くって、思わず特集号のCutを買ってしまった。 というかぶっちゃけると表紙買いですサーセンって話でもあるが。 Cut…

どうせ同じ金額払うなら、自分が納得できる映画館を探すべき

話題っぽい映画『レ・ミゼラブル』を見てきた。話題だから見たというより元のミュージカルが好きだから見に行ったんだけど、ミュージカルにホント忠実に大切に作ってくれた映画だったので大変満足でした。まったくもって別のメディアに移植したというのに、…

【ネタバレあり】我々はヱヴァQをどのように受け止めればよいのか

エヴァQが公開されて1週間、はてブ経由でいろいろと感想を読んできましたが、「ああ、やっぱりここってはてな村だったんだな」と再認識した次第。感想の類型は大雑把に「よくやった!これでこそエヴァだわ!」という保守的肯定派と、「うん、普通に面白かっ…

【ネタバレONLY】新しい物語とは言え、Qは紛れもなくエヴァの続編だった

以下、ネタバレしかない。 ネタバレは極力避けたくて、昨日の金曜ロードショーでの冒頭部分放送すら見ずに迎えた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』初日。池袋のHUMAXで10:30回を見てきました。初回の8:00に間に合う気がしなくてね。結果としては、わりと混雑…

週刊少年ジャンプから卒業する日

『ONE PIECE』は連載開始当初、僕が小学生の頃から新刊を欠かさずに買ってきた漫画で、自分の人生の中では最も長く購読している漫画であり、そして今後もきっと長く読み続ける漫画なのだと思うのだけど、今月の新刊を書店で手に取ろうとしたとき、ふと「ああ…

仕事で疲れると『土星マンション』に手が伸びるので、歳を食ったなぁとか思う

岩岡ヒサエさんのことは、単刊合唱マンガである『オトノハコ』を読んだ時に初めて知りまして。特に驚くようなことが起きるわけでも、ドラマティックな展開が控えているわけでもないのだけど、よくある高校合唱部の半年間を淡々と、それでいて実に丁寧に描い…

矮小な集団の中での才を描くということ(『氷菓』について)

ラノベは普段あまり読まないのだけど、ちょっと前にとある本を衝動買いというか、ジャケ買いしたのだが。還りの会で言ってやる (メディアワークス文庫)posted with amazlet at 12.09.22八重野 統摩 アスキーメディアワークス (2012-06-23)売り上げランキング…

ファミマミクさんがうちにやってきた

うっわビックリしたー。欲しいとは思ってたけどまさか一発で当てられるとは。ミク loves ファミマキャンペーンでやってるHappyくじ、まぁ戯れにと思って3回ほど引いてみたわけですが、それがA賞D賞E賞とかどんだけ運が良かったのか確率計算したくないこわい…

『ハイキュー!!』は「自然な高校スポーツ」を描き切って終わってほしい

ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックス)posted with amazlet at 12.07.29古舘 春一 集英社 (2012-06-04)Amazon.co.jp で詳細を見るAmazonレビューが2件除いて全部五つ星とかなにそれこわい。一周遅れてレビューすることが多いこのブログですけど、先々月初旬に…

「合唱」を扱ったサブカル作品が最近増えているけど、合唱ブームはきっと来ない

元合唱部の私ですが、見事にホイホイされてTARI TARI見ました。1話目はいろんなところで言われているけど、「あれ? 花咲くいろはって続編は映画じゃなかったっけ? テレビでやることにしたの?」という印象。相変わらずぶっ飛んだ設定のキャラクターばっか…