大学ってもっとすごいところだと思ってた。
大学はすごくないけど、大学生って身分はすごいと思う - きびたんの日記
盛り上がっているみたいなので、現役大学生が便乗してみます。はてなって学生多いんだなっていうのがよくわかりました(笑) 今まで書かれたエントリーと被る部分もありますが、僕なりに思ったことを書いてみます。
授業だけが勉強じゃない
元増田が勉強したがっている人なのに悪いんですが、僕はあまり大学の勉強はしていません。今2年生で、単位こそそれなりに取得してはいますが、出席率だとか評定だとかは酷いものです。「取りあえず単位取れればいいや」という学生の典型パターン。
あまり勉強してない身分で何を言うかって感じですけど、僕も「大学の授業がつまらん」と思った口でした。あとはサークルにのめりこみすぎています。ちょっと忙しめのサークルでもあるためか、授業そっちのけで活動していることも多々あります。本末転倒だと言われても仕方ないです。
ただ、ある意味でそういうことができることこそ、大学の醍醐味でもあるんじゃないかなんて思っていたりします。定められた授業以外の勉強ができる、ということが。id:uzuki-firstさんのように、1年間休学して旅行に費やすってことも可能です。
高校までと違って、良い意味でも悪いイミでも授業に縛られる必要がないのが大学です。それこそ出席率が悪くとも単位が取れたりしますから、取った授業がつまんなかったら、いっそその時間に別のことをしちゃうってのも手でしょう。別の授業に潜り込むのもあり。元増田みたいに他大学まで足を伸ばしてみるのもあり。
問題発言かもしれませんけど、この辺は個人の裁量次第じゃないかって気がします。
大学は人生の夏休み
別に授業をサボらなくってもいいんですけどね。誰が言ったかは知りませんが、「大学は人生の夏休み」らしいです。確かに、ちゃんと授業に出席しても相当時間は余ります*1。その時間をどう使うか? これも重要だと思うのです。
自分は先に書いた通り、サークルにかなりの時間を当てて来たし、今回ブログも始めました*2。あとは卒業までにプログラミングを少し学んで、将来仕事しながらウェブで遊んだりできたらいいな、なんて思っています。
中には資格を取るために勉強する人もいます。あるいは授業外の時間もずっと気に入った教授にくっついてみるとか、そういうことで得られるものもあるでしょう。せっかくの「夏休み」、好きに使ったらいいんです。「大学つまんね」ってエントリーを上げる間に、できることはいっぱいあると思います。
自分を向上させたいなら、大学に頼るな
とは言っても、こういう過ごし方はやはり、いわゆる望ましい大学生活ではないです。授業がつまらなかったから逃げてる、そういう謗りを受けても仕方ないんじゃないかって思います。何のために大学に行ったのかと。
でも本当に「自分をもっと伸ばしたい」と元増田が思っているなら、大学に頼ろうとするその姿勢を改めればいいんじゃないかって思います。元増田へのツッコミは二つほどありまして。ひとつは、つまるところ彼(彼女)は大学に期待している。「大学よ、俺を伸ばしてくれ!」と心の底で願っているように見えます。
ただ、残念ながら、大学は何も与えてくれない。元も子もない言い方をしてしまえば、大学は元増田を満足させるために存在しているわけじゃありません。だから理想と違う場合も大いにありえる*3。
もうひとつは、そこから違うステップに行ってみようという試みはいいんですけど、なぜか批評本の出版というアウトプットに傾いてしまったこと。勉強したいならいくらでもしようはあるのに。いきなりアウトプットまでぶっ飛んでしまっていいのか。
結局、自ら「どうすればもっと俺は伸びるのか」を常に追求していくしかないんじゃないかって思います。そしてそのための手段は、大学にいる限りいくらでも転がっている。勉強したいなら、大学生はいくらでもできるんだよ、と言いたいです。
なんか「勉強」の意を拡大解釈してお茶を濁すエントリーになってしまいました。うーん……。