クラウドジュークボックス

クラウドジュークボックス*1。ニコ動で音楽を聴いていて、こんな言葉が思いついた。最近はiTunesの重さがもうかったるくて、音楽が欲しいときは大体ニコ動につなげる*2iPodは外出用なので、家の中で使うことはなかなかない。

「クラウドジュークボックス」ってのはお察しの通り、「クラウドコンピューティング」から発想した。完全に僕の造語で、厳密にはちょっと意味が違ってしまっているかもしれないけれど、要するにニコ動などのサービスがクラウド=ネットワーク上にあるジュークボックスと化しているなァと感じたという、ただそれだけの話。

音質だけはちょっと気になることもあるが、それを除けば今は「ネットにつないで音楽鑑賞」ができる。ニコ動で初めて「作業用BGM」というものを見つけたときは、ちと驚いた。中には違法なものもあるけど、合法的に1時間近く音楽を聴けるものだってたくさんある。クラシックは基本的に安全かなーと思ってるんだけど、どうなんだろう。

ジュークボックスには、音楽を常に補充してくれる人がいなくてはならない。CDから誰かがうpする……ってのはマズイので、それは著作権上合法なものに限られる。つまり、ボカロのプロデューサーたち。彼らが毎日のように何曲も新曲を上げてくれるから、クラウドジュークボックスはどんどん膨らみ続けている。また著作権的にアウアウなものでも、角川のようにクラウドジュークボックスに入れてくれる企業がある。まだCDが出ていない、ハルヒの新EDまで公認したってんだからマジびっくりだわー。

音楽の流通形態が激しく変わってきているけど、僕にはどうもこっちの方が自然に思える。作詞作曲を嗜む誰もが自由に世界へと曲を発信して、世界中のリスナーが自由にそれを聴く。音楽って本来、こうあるべきじゃないのか。何の制約もそこには科されるべきでないんじゃないか。聴くだけで曲を提供していない人間なので、あまり偉そうなことは言えないんだけど、このクラウドジュークボックスがあるおかげで僕は幸せだ。

でもやっぱ、どうにかして曲を提供してくれる方たちに「お礼」というか、バックアップはするべきだよなァ。形のないものであれば、ニコ動で広告打ったり米を流したりできる。でも形のあるもの、特にお金とかってなると、現状少し難しい。なんとかこのクラウドジュークボックスを無限に広げていくために、良い仕組みができないものかと思う。取りあえず、ジミーサムPのCD*3は買うつもり。

*1:タグがすごいことになってる……。

*2:Lilithも持ってるけど、iTunesに入ってるM4aが再生できないというもどかしさ。

*3:参照:[http://vocaloid.blog120.fc2.com/blog-entry-3601.html:title]