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そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

ボカロ曲紹介#13 Treow(逆衝動P)

今年一番ハマったボカロPを一人挙げよと言われたら、間違いなくTreowさんこと逆衝動Pなのですが、このブログではまだ取り上げてなかったので書きます。こんなトンデモナイ音楽がこの世に存在したのかと度肝を抜かれたと言ったら言い過ぎなのかもしれませんが、あながち間違ってもいない。あらゆる意味で衝撃のボカロPでした。

と言っても、デビューは昨年なんですよねー。僕はこの頃今ほど新着チェックなどをしていなかったので、ニコ動処女作である『L'azur』は後から聴きました。

そういう意味では、僕が彼の音楽にハマったのはタイミングとしてあまりに遅すぎたと今では思っています。もっと早くから追っているべきだった。昨年11月に投稿されている『Chaining intention』は聴いて「イイ!」と思ったはずなのに、このときもまだ追い始めてはいない。ドハマリするきっかけになったのはその『Chaining intention』が「再構成」されたこちらの曲でした。

気持ち良すぎるっっっ!!!!

0秒から始まる最初の展開だけで舌を巻きました。畳み掛けてくる音、ミクのウィスパーボイス、ちょっと不思議な雰囲気もする和音、そして変拍子。これを書いているときに「焦らされた後の快感」というタグが付いている通り、確かにサビが来るまでの展開が3分以上と長いんですが、まったくもって飽きがこないところが面白い。そしてサビでパッと音が明るく開いてったときの快感。本当に怖いくらい気持ちがいい。地味にサビで入ってくるミクの「イェー!」って声が可愛くてお気に入りだったりもします。

この曲を聴いてからというもの、本当にこの音の魅力にズブズブとのめりこんでしまって、その2カ月後に行われたボーマス9ではTreowさんのサークル「Elektlyze」のCD「Piece of Cipher」(音量注意)を買うに至るわけですが。僕は以前から「洪水みたいに音を浴びたいなー」というわかるようなわからないような欲望を持っていて、それにちょうどマッチしたのがTreowさんの音楽でした。四方八方上下左右、あらゆる場所から次から次へと音が鳴ってきて、全身を包み込んでくれるような感覚に陥ります。自室ですべての音や光をシャットアウトして、静かにヘッドホンをつけて、すべての音を拾い上げるように聴きたい。良いヘッドホンを買えるお金さえ手に入ればぜひとも実行したいとこなのですが。

最近は喜多嶋時透さんのPVが付いて、聴覚と視覚を同時に攻めてくれるような動画も上がっています。言わずと知れた人気Pではありますが、この音に塗れて中毒になるような経験は、もっともっと多くの人に味わってもらいたいものです。

Treowさんの公開マイリスト