読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

できる事とやりたい事と趣味と仕事と

趣味と仕事の境目がかなり曖昧になってきているように感じます。お金になるスキルや嗜好を何かしら有しているとして、それで実際に金を稼げば仕事。稼がなければ趣味になる。その辺りは個人の裁量に大きく任されます。



仕事選びにあたってよく聞くのは、「やりたい事ではなくできる事で仕事を選べ」ということ。その双方が合致していればもちろん最高だけど、合致しないなら「できる事」を仕事にした方がいい。まぁ、「やりたいけどできない事を仕事にしたい」なんて、子供じゃないんだからやめとけって話でもあります。

例えば私はメディアに興味がありますですが、それでお金を稼ぐかどうかは別の話です。家でブログを運営して情報のハブになる力はあるかもしれないけれど、記者として夜討ち朝駆けと走り回るような体力は僕にはないと思います。だったら「メディア」という嗜好は趣味にしちゃった方がいいし、今はそれが趣味でできる時代。クオリティは別として。

ニコ動の文化には「振り込めない詐欺」という言葉があります。ニコ動上に金銭やポイントのやりとりができるシステムはないので、いくらクオリティの高い作品があってもお金を振り込むことができない。この状態を指して「振り込めない詐欺」と、こう呼びます。お金にできるかもしれないクオリティのことが、趣味で存分にできる時代。あるいは、クオリティの高い仕事でも簡単にお金を稼げない時代、とも言うんでしょうか。


「一億総クリエイター時代」なんて言葉もどこかで聞きましたけど、本当にやろうと思えば誰でもクリエイターの真似事ができる時代。それはひとえにインターネットが普及したことで、誰でも多くの人へその趣味を公開・共有できることになったことが大きいと思います。

だからなんかもう、これまで「こんな仕事がしたい!」と思ってたことを、本当に仕事としてやるのか? それとも趣味でやっていくのか? 真剣に考えなくてはならなくて。単に自分の興味・関心を仕事にしようとするのではなく、なんでそれでお金を稼ぎたいんだろう?というのが人生のキーになるんだろうなー。ただ、実際就職活動で誰がそこまで考えているかというと、おそらく1割ぐらいなんじゃないかって気がします。志望動機として「これがやりたい理由」は言えても、「これでお金を稼ぎたい理由」は言えない。

もう「お金を稼ぐ」ってことは、何らかの行為に付随してくるものでしかないのかもしれない。は、さすがに言いすぎですかね。