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そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

仕事に生きがいを求めなくったって、生きていける

もう就活カテでエントリは上げまいと思っていたけど、書きたいことができてしまったので仕方あるまい。表題のようなことを明確に自覚するようになったのは、就活中と言うより終わってからだったからだ。どこで目にしたのかは忘れたが、「同人活動したいから仕事は休みが残業とかが少ない取りやすい公務員にする」という言葉に出遭ったとき、ちょっとビビッときたのだ。

実際にそういう人が多いのかはわからないが、試しに「同人活動」でググってみると関連キーワードの上位に「公務員」が出てくるし、どうも「公務員 兼 同人作家」という人は一定以上いるらしい。つまりは、将来を考えるに辺りまず「同人活動」という部分に重点を置き、それが滞りなく続けられるような条件の職業として公務員を選んだ。趣味>仕事で、言わば「趣味に生きがいを見出した生き方」とも言えるんだろう。

就活で頭っから叩き込まれるのは「自分がやりがいを感じられる仕事を探そう!」とか、「仕事で何を成したいのか考えよう!」みたいなことで、大多数の人は「仕事に生きがいを見出そう」と構えて就活へと突入していくことになる。で、多分僕もそうだった。「あまり仕事人間にはなりたくないな」とは思っていたけど、一方で仕事によって自分のアイデンティティを獲得したいという思いも確かにあった。多分僕は仕事をするのが嫌いな部類の人間だ。だけど働かなきゃ生きてけないし、ニートやるような「度胸」はなかったし、やっぱり仕事頑張ろうと踏ん張った上での就活だった。

でも、よくよく考えてみたら、別に仕事だけが人生を決めるわけじゃないのだ。いや、こう書くと全然当たり前のことに見えるけど、就活ではどうしても見落としてしまいがちだ。なぜなら就活中は膨大な数の「仕事」にしか触れることができず、そこには趣味というものは皆無だから。そこでは「仕事」を軸とした人生設計を余儀なくされ、その他の人生の可能性なんて視界には入らない。だけど、趣味に軸足を置いて生きる事だってできる。プログラマになりたいならシステム会社に就職しなくたって、何か別の仕事をしながら日曜プログラマとして生きる道もある。金稼ぎにつながることだけが生きがいになるわけじゃない。そう考え直してみると、ちょっと気分は楽になる。

僕は来年SEになる予定だけど、仕事とは別に趣味でも何か作りたいので、今ウェブ系の言語を勉強したりしている。そもそもSEという選択自体、元々描いていたマスコミへの志望を取り下げての選択だった。マスコミをなぜやめたのかと言えば、ここまでウェブメディアが普及してきた現代、あえて大マスコミに飛び込まなくとも、できることはあると思ったからだ。そう考えてみると、多分僕は仕事だけが至上命題になってしまう人生を、無意識のうちに避けていたのかもしれない。仕事だけが生きがいの人生を送るのは面白みに欠けるな、と、今改めて思う。まだ働いてないけど。