そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

普及しきったものにこそイノベートを

ヒカルの碁の中で、平安時代に生きていた佐為が「1000年経っても傘が進化していない」ことに言及する場面がある。完全に雨を防げるわけではなく、手で持つには邪魔だし、たしかにもうそろそろ画期的に進化してもいいのではと思わなくもない。普及しきってしまったプロダクトは、そのデメリットさえも当たり前のものとして享受され、そこで進化が止まってしまうのではないか。

財布もその一つだと思っていて、長財布にしろ二つ折りにしろ、使い勝手が悪いと思うことはよくある。というか、お店で選んでいてもどれも似たり寄ったりの形しかしていなくて、なんだかワクワクしないなぁとずっと思ってた*1

そんな中、とある雑貨屋で見つけたのがこの財布。一枚革でべろんと巻いたような形になっていて、使い方が普通とちょっと違う。

ギボシを外し、蓋を一段階開くと、まず札ばさみ。

もうちょっと開くと、パカリと大きく開く小銭入れ。そしてその横にはマチ付きのカード入れ。

…ってな具合に、蓋を一枚開くだけで、お札と小銭とカードの全てにアクセスできる機構になっている。札ばさみあたりは慣れないと使い辛いかもしれないけど、小銭入れが大きく開くあたりとか、なかなか使い勝手は良さそうな感じ。こういう既存の枠に縛られないアイディアは、どうにもグッと来てしまう。

millefoglieというこの財布、オンラインストアでも手に入るのだが、東京・蔵前にショップがあるので、行かれるのであれば実際行って手にとってみた方がよいと思う。種類は限られてしまうが、店内には半額のアウトレット品も置かれてる。

*1:こういう革小物とかって、目立たないスタンダードなデザインが一番いいのはわかっているんだけど。まぁまだ若いんだし、そんな保守的なデザイン買ってもつまらんよなーなどと思ってしまうのですよ。