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そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

2013年は何者かになる為の年

「きっと何者にもなれない、お前たちに告げる」という台詞はわりと自分の中で尾を引いていて。就職して半年ほど、なんとなく状況が落ち着きつつあるかなぁという時にあのアニメを見せつけられて、結局「何者にもなれない」まま平凡なサラリーマンになった自分にとっての生存戦略って何なのかなぁとか度々考えたりしてるんですよ。真剣にはあまり考えてないけど。

何者にもなれないけど、何者かにはなってみたかったみたいな幻想って誰もが持ってるんじゃないかと思うんですがどうなんですかね。人はそれを厨二病と呼ぶのかもしれませんが。そんな幻想に如何に折り合いをつけて、平凡な人生を我が物として受け入れていくかっていうターニングポイントにあたるのが就活なんじゃないのかなぁと。この辺の話はアレですね。『四畳半神話体系』に詳しく載ってると思う。様々な可能性の宇宙を彷徨った後で、すぐ近くにあったはずのものに気付くっていう。ああ、青い鳥じゃんこれ。

ただ、「何者にもなれない」というのが開き直りの言葉なのかというと、そうじゃないだろとも思うんですよ。何者にもなれなかったから、平凡に、ただただ人生を消化していけば許されるというわけではなく、それでも自分が何者であるのかっていうのをハッキリさせなきゃ生きてはいけないわけで。だって本当に自分の人生が誰かと代替可能なもので、あってもなくても大して変わりのないものだとしたら、まぁ死んでるに等しいわけじゃないですか。そっからなんとか足掻いて、小さくてもいいから生存戦略を見出していかないと、生きられないんですよ、やっぱし。

と、まぁ重く書きましたが、別に本当に死んでもいいと思っているわけではなく、そろそろ自分が何者として生きていくべきなのか、もう少し真剣に考えるべき頃合だと思うんですよね。仕事は特に特別な努力をしなくてもなんとなくこなせてはいるんですが、そうじゃなくて長期視点に立った上での戦略を立てていかなくてはならないし、趣味とかそういう方面でももっと深掘りしていきたいし。もう20代も折り返しでして、いつまでも子供でいるわけにもいかないので、今年はそういう意味で大人になっていけたら良いのかなとか考えてます。

そして『廻るピングドラム』は名作です。地味というか、見てて頭の痛くなるアニメなのであまり大ヒットするようなものじゃないですけど、僕より同年代から上の人は見て損はない作品だと思います。