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そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

いま購読している漫画10選(2013年夏版)

サブカル

ここ1〜2年ほどいろんな漫画を読むように意識してたのだが、だんだん何を自分が読んでるのかわからなくなってきたので自分用メモ。予め断りますが、メジャーどこしか基本的に読んでないのであまり参考になるものとかじゃないです。

ハイキュー!!

ハイキュー!! 7 (ジャンプコミックス)
古舘 春一
集英社 (2013-08-02)

少年漫画枠。

ジャンプはもう長いこと読んでないし、ONE PIECEも半年ほど前についに読むのをやめたんだが、これだけは読んでる。スポーツで青春でいかにも少年漫画って感じで良いのですよー。「コートに長く立っていたいのなら勝ち続けることだ!」みたいなねー。まっすぐな感じが大変良い。そのくせジャンプのスポーツ漫画にありがちな必殺技だとか、主人公補正みたいなものは一切なく。主人公はレシーブ下手くそだし、奇跡なんて起こらないし、負けるときは負けるし、という泥臭さ。愚直に率直にスポーツを描いている感は、SLAM DUNKのようだなと感じている。

それでも町は廻っている

ギャグ漫画枠。アニメ化されたこともあったようななかったような。全部見たはずなんだが記憶が薄いなぁw なんでアニメ化したんだろうな……。

2chとかではもうだいぶ前からそこそこ人気ある漫画だし、知っている人も多いとは思うのだが。内容としては「商店街のメイド喫茶?でバイトする女子高生」の周りで起こる、地味で極普通の日常ギャグ漫画。なのだが、時系列シャッフルを使っていたり、たまに少し高度な謎解きを織り込んできたり、描写の妙がなかなかに侮れず奥が深い。そういった作中に「仕掛け」を忍ばせていく漫画が好きな人は、同じ作者の『外天楼』という漫画がオススメです。本当あれは名作。

しかしこの絵柄なのに(失敬)女体がやけにエロいというか、率直に言えばタッツンかわいいですよね。総合的に言うと紺先輩派だけど。

3月のライオン

今更紹介するまでもない人気漫画。

ふわふわきらきらした大学生の恋愛模様描いていた人が、いまや登場人物の8割がオサーンの漫画描いているという不思議。この漫画に出てくるおっさんたち、誰もがちょっぴり可愛い側面を持っているのはやはり羽海野さんキャラだからなのかなぁ。しかしまた、抉る。えげつないほどに。でもこういう漫画は、登場人物が「生きている」感があって好きだ。

よつばと!

言わずもがな。20〜30代前半ぐらいの人は男女問わず読んだらいいと思うよ。

34歳無職さん

無職枠(えっ) 何も考えずに読める漫画。

タイトル通り34歳独身女性が1年間の無職生活を謳歌する漫画です。地味です。買い物したり、トイレの掃除したり、元同僚と飲んだり、物欲と戦ってみたり、ゴキブリと戦ってみたり。なんというか、一人暮らし特有の静けさを描くのが上手くて。家の中でもそうなんだけど、街を歩いていても、一人暮らししているとなんだか静かなんだよね。街の中で自分だけ取り残されているような、耳にはただ、手に持ったビニール袋のガサッガサッという音だけが響いてくるような。「生活」というものを丁寧に描いた漫画だと思う。

なりひらばし電器商店

なりひらばし電器商店(1) (イブニングKC)
岩岡 ヒサエ
講談社 (2012-11-22)

ちょい挫折気味。40年後の業平橋、今よりずっとゴミ問題とか環境問題への対応が厳しくなった東京で、「やりたいこと」を探す女子大生を中心としたお話。著者の岩岡さんの描く漫画が好きでして、『土星マンション』とか『オトノハコ』とか読んでたんですよ。だから読み始めたんだけど、ちょっとこれは肌に合わないかもなぁ。オムニバスっぽい感じで、いろんな街の人の心の中とか、頑張ってる姿とかが描かれるんだけど、それを少し説教臭く感じてしまっている。いや、自分が天邪鬼なだけだと思うんだが。なんだろう、あまりに善人が多すぎるのかなぁ。『土星マンション』のような憎悪や嫉妬も入り混じった世界の方が好みなのかもしれない。

あまんちゅ!

まだ途中までしか読んでませんが。ダイビング漫画でありながら、高校生の日常を描く話の方が多いかもしれない。

とにかくぴかりがキラキラしすぎててなー。それだけで読む価値がある。高校生の頃の夏って、こんな感じだったような気がするけど、たぶん自分のはこんなに光り輝いてはいなかったよなとか思いながら読んでます。明るい。まっすぐ。眩しい。

四月は君の嘘

これもまだ途中だ。音楽漫画だけど、高校生たちの心の動きを追っていくのが面白くて読んでいる。『あまんちゅ!』のようにまっすぐで眩しい感じではない。もっと鬱屈していたり、立ち尽くしてしまいそうになるような、弱さと強さの間で揺れ動くような。自分にピアノの英才教育を施した母の死からというもの、ピアノを弾けなくなってしまった少年と、彼を再びステージへ上げようとする、自分と共にステージに立たせようとするバイオリン奏者の女の子の物語。あーっと、『3月のライオン』と系統としては近いと思う。

ドリフターズ

ここに至るまで存在を忘れてたが大好きな漫画。青年漫画枠。

ヒラコーっておそらく自分の趣味全開で好きなものをゴチャ混ぜてガリガリ描いているだけなんだろうと思うんだけど、それが世のオタクたちの嗜好と見事にマッチしていてアホみたいにカッコイイから素晴らしいですよね。ドイツ第三帝国! バンパイア! 大英帝国! バチカン!……っていう響きだけでワクワクしてしまう人種はいるわけですよ。ジル・ド・レ! 第六天魔王! サン・ジェルミ伯! ハンニバルにスキピオ! いやー最高ですね。

HUNTER x HUNTER

最も長く読み続け、最も新刊を心待ちにしていて、最も憎んでいる漫画。

いわゆる念を使ったクレバーな戦闘も面白いんだけど、一方であれだけ繊細に人の心を描けるってなんなんでしょうね。蟻編の最後とかもうなぁ……。最初に「女王」が出てきたときは「はぁ? 本筋と関係ねーもん出してくんなよなんだこれ!」とか思ってたけど、最後まで読むともう絶賛するしかないという。嗚呼。そしてその直後に、溜まっていた鬱憤を晴らすかのようなオールスター総登場での会長選挙編。ひょっとしてこれ、最終回なんじゃね?などと思ったこともありましたが、むしろ風呂敷を広げまくって休載に入ったという。この人何がしたいんだ。続き描く気があるのかないのか。年内に連載再開してくれたら泣いて喜ぶぞ畜生。

さて、これぐらいか。意外に読んでたけど、週刊誌連載があんまりないから年間で買ってる冊数はそうでもなかったり。こう見てみると日常系とかほんわかした漫画が多いですね。日常に疲れつつある反動なのかもしれません。昔はそれこそジャンプ系とかガッツンガツガツな漫画ばかりを読んでたけど、徐々に繊細な方にシフトしつつあるようで。おとなになって趣味が変わったんだろうね。まだまだこの世には面白い漫画あるんだろうなー。青年漫画とかもっと漁りたい。

……最後の最後で思い出したけど、あとエヴァとエンバーミングも集めてたわ。まぁ前者はもうソフトランディングを待つだけだし、エンバは……るろ剣実写版の余波で休載入っちゃったっぽいしなんかもういいかもな……。