そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

『キルラキル』にいま一歩のめり込み切れずにいる理由


TVアニメ「キルラキル」 TVCM 第1弾 30秒 - YouTube

キルラキル。

グレンラガンの再放送中にこのCMが流れてた頃から楽しみにしていて、その頃の期待を裏切らない出来に大満足な日々を最近送っているわけですが。ただ第1弾CMからは超骨太シリアス系アニメを想像していたのに、その点についてはある意味裏切られているけど。けど。

グレンの頃はまだ少し手探りでやっていた悪ノリ感を、今度はもう恐れるものなど何もねぇとばかりにぶちまけた感じがする。どこまでネタで、どこからマジなのかもはやわからんが、ただ全体を覆うどこかピリピリとした緊張感は抜けていないというバランス感。動きや演出についてはもう申し分なし、というか、3話Bパートは前評判通りに素晴らしいアクションでしたね。。。

ただ、グレンほど乗りきれていない。理由は「人間関係」にある気がしてる。

グレンは最初から「シモンとカミナ」という絶対的な関係性が下地にあって、あの第8話まで、あるいはカミナの死後も最終回に至るまで、揺るぐことなく作品全体を貫いている。カミナが啖呵を切って、その姿に感化されて、内気なシモンが前を向く。ともすればちょっと滑稽にも思えるこの関係が、「兄貴は死んだ」ことで徐々に転化していく物語が本当に好きだった。

物語の構成上、流子は転校生なので人間関係が希薄になるのは仕方がない。マコや美木杉との関係性はまだ一時的なものであり、痛快なやり取りや深い絆の描写は見られない。もうクオリティについてはホント最高に面白いアニメなんだけど、その点でまだ踏み込みきれずにいる。

まあグレンとフォーゼの脚本を書いた人なんだから、そんなことを気にする必要はまったくないのはわかっている。むしろ期待。ここからの転がり方に超期待。