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そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

2014年夏アニメまとめ〜研ぎ澄まされた適当、磨きぬかれたいい加減

もうがっつり秋アニメ始まってるけど。今季自分にしては見すぎた。気付けば10本完走か。。。。

スペース☆ダンディ

研ぎ澄まされた適当という言葉がこのアニメをなんとも正確に表していたな、と。結局こういう「全力で遊んだ」アニメが一番強いのかもしれん。

特にシーズン2はミュージカル回があったり楽曲配信までしてしまったロック回があったり、一方では『悲しみのない世界じゃんよ』のような練りこまれた世界観と画面構成で魅せる回もあったりして、この振れ幅の広さはズルいわーと思いながら毎週楽しんでました。あのオチはまあ、おまけよねという感じがする。パラレルワールドやループといった「よくある」SF的設定のお約束でこれまでの展開の理由付けをし、さらにはバラバラに思えた各話の展開を「伏線」として見事な手際で回収しながらも、お約束的な展開にはケリを入れて吹き飛ばして、また同じところをぐるぐると繰り返していく。最後まで遊び尽くしたことでうまくまとまったアニメだなと思いましたまる。

月刊少女野崎くん

全然見るつもりなかったんだけどTLで評判良かったので見てみたらそのままハマってしまった。面白かった。ガンガン系のギャグアニメってなんだか吹っ切れた面白さがあるように思う。すんごい綺麗な絵柄で全力でとんでもないことやるからかな。懐かしいとこでは『絶園のテンペスト』が超絶シリアス展開から「世界の命運を懸けたラブコメ」へと変貌していくのが最高だったりしたんだけど。

このアニメの最高の功労者はどう考えても千代ちゃんだったね。表情がころっころ変わるかわいさを上手いこと動画工房さんと小澤亜季さんが描いてくれたなぁと思う。パラスだけど。パラスかよ。。。。。

アルドノア・ゼロ

特殊能力者を凡人が策で倒すっていういわゆるジャイアントキリングっぽい展開とか、国家vs国家としての単純な戦争ではなく、結局は各々のかなり個人的な感情と愛憎に依拠して戦いが起きてしまっているという群像劇のあたりが好きでずっと見てた。速水奨大川透に潰されてからの一連の展開はだいぶ引きこまれましたね。速水さんが声あててたあの人、急激に死亡フラグ立てたなと思ったら次の瞬間殺されてて面白かった。いや死んだのかあれ?

しかし細部を見れば不満はあるにはあって、第1話で世界丸ごと焼かれたんじゃねーかってぐらいの大火力を見せ付けられながらも、その後は細々とした戦闘ばかりが続き、おまけに火星騎士のみなさん、能力馬鹿ばかりで正直微妙じゃないですか?って感じで緊張感がなくなってしまったのは残念至極。1話目でちょっとハードル上げすぎてしまったんではなかろうか。あと反撃の鍵になるのがイナホだけってのもなんだか違和感のある展開。もちろん世界のどこかでは反撃に転じている勢力もいるのかもしれないけれど。地球上での通信関連が軒並みやられているとか、火星騎士同士が連携しないとかっていう設定は、「世界規模の戦争だけど他地域の戦局はわからない」っていう作中の状況にそれなりに説得力持たせてて上手いとは思った。なんか、詰めが甘いかな、全体的には。

ちょっとギアスっぽいなとも思うのだけど、オマージュ入ってるんですかね。スレインがずっと使い続けている「オレンジ」という呼称とか、姫を守ることに拘泥し、超スピードで移動する白色の機体を操る敵軍出身の兵士、というスレインの設定とか。だとしたら2期のスタートはあれだね。死んだと思ってたみんななかったことになって学園モノとして始まるから超安心だね(棒)

ハイキュー!!

1クール目で褒めたからもう褒めないけど、最後まで良いアニメだった。青城戦後半あたり、大変素晴らしい気合いの入れ方でしたね。スポーツ漫画のリズムや間のとり方をアニメで完全に再現するのはやっぱり難しいなとも思ったけど、かなりレベルは高かったのではないのかなー。

ハナヤマタ

1話目の背景のキラキラ感とか気に入って継続視聴。その後原作も買ったのだけど、キラキラしているのはむしろ原作の方であって、アニメはそれを忠実に丁寧に再現してるんだなってのがよくわかった。キャラデザも最近流行りの傾向からは若干外れていると思うのだが、そこをアニメ仕様で立ち上げ直すことはせず、あくまで原作を大事にする作り方にすごく好感のもてるアニメでした。

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース

安定の。ジョジョってどうもストーンオーシャンあたりの難解でちょっぴりグロテスクでっていう印象が強かったのだけど、このあたりまでは普通に少年漫画だったんだなぁと初めて理解した。あと「あ、今回はちゃんと冒険してるな」と初めて思った。

冒険とはいえ基本的には週1体ずつスタンド倒して次の街へっていうアニポケと似たような構成なので退屈といえば退屈でもあるのだが、王道に正道にカッコいいし面白いので結局追っている。エジプト上陸はついに果たしたものの、ここからさらに2クール残っているということは、こっからは一筋縄でいかない展開になってくるのかなーと少し期待してます。1月が楽しみ。

残響のテロル

オシャレな雰囲気はノイタミナっぽいなーと思いながら。つまらなくはなかったけど、最終的に面白かったか?と問われると若干の疑問符。ただ核を巡る展開や日常に突如降りかかる災厄、首都圏の大規模停電、さらに(あまりにタイムリーな採用でビックリしたが)集団的自衛権の話も盛り込まれていたりして、ここまで「2010年代的」なアニメは初めて見たかもしれないなと思う。物語の構造を考えると、2014年向けにリアレンジされた『東のエデン』という印象がなくもない。単純に面白くなかった、おしまいにしてしまっては勿体無いアニメ。かといってどう料理しようか?となるとモニョモニョしてしまうのだけど。

こういうアニメをきちんと噛み砕いて消化できるようになりたいなぁと常々思う。そういえばピングドラムもまだ尚未消化なのだが、『ユリ熊嵐』始まるまでにはなんとかしたいな……。

キャプテン・アース

これもなんだかもったいないなぁという印象が強い。最後の展開はそっちに転ぶのか!という感じではあったけど、だったらもっとデザイナーズチャイルドを掘り下げておくべきだったし、あるいは掘り下げやすいように人数減らすべきだった。あのバイクのお姉さんとか正直最後の最後まで存在忘れてたよ。バグベアも意味深な登場の仕方をしたわりには2クール目での扱われ方が雑だし。てか何のためにわざわざ1人1話超もかけてデザイナーズチャイルドのために尺取ってたんや!っていう。

方舟派もさぁ。。。単純に「武力で妨害してくるお邪魔虫」っていう描き方しかされていなくって、政治的・思想的な対立がほとんど描かれなかったのが本当に残念。勢いで突っ走りまくってたグレンラガンでも同様の対立と葛藤があったというのに、このアニメであのレベルの展開さえ描けないとは何事かと。強く、強く思うけどもったいない。設定の下地はいくつも面白いものがあっただけにもったいない。王道やろうとしてきれいな形の脚本に収めようとしたんだけど、結局今回も収めきれず、うまくまとめたつもりがまとまりませんでしたという印象を受ける。うーん。うん。。。

ソードアート・オンラインII

安定の。このアニメはどういうアニメかってのは1期で理解してるので深くはツッコまないです。ツッコんだら負け。今回は話の筋が単純なので、そういえば振り返ってみるとよく1クール使えたなという感覚がある。2時間ぐらいのスペシャルで終わってもおかしくなさそうな尺。むつかしいですよね、こういうの。1クールの尺は動かせないから、どう原作のエピソード組み入れるか四苦八苦してそう。結局15話ぐらいで終わりなのかな? それとも2クール?

ヒロインはこの作品見てて初めて「可愛いな」と思えたのは多分自分が眼鏡フェチだからってだけの話です。それにしても本当にこう。。。現地妻を作らねば気が済まんのかこの男。。。これはわざと? わざとやってるのこういうの? 進撃の巨人見てても思うんだけど「シリアスな笑い」を狙ってやってるのかどうなのか判断に迷う。「浮気現場」が全力で中継されて元ヒロインたちに監視されてるとか、キリトさんがデスガンの正体を「現実世界でもう一人が殺しに行ってるんだよ!」とシノンとイチャイチャしながら看破する裏で、アスナさんがキリトの病室に向かうシーンとか。すげー。。。レベルたけーな。。。と思いながら見てた。おみやげグレネードってなにそれうらやましい。

あとシューとかコーとか呼吸音うるさいメカメカしいマスクした敵相手に、ビームサーベル持って立ち向かうってのはスター・ウォーズスター・ウォーズだよね?と思うんですがいかがなんでしょう。

ヤマノススメ 2ndシーズン

来期継続のため評価は保留。ゆるふわ登山アニメだけではない、意外にハードな面もきちんと描いてきたなという前半クール。なんかこの年齢の女の子たちが大人顔負けのことやって頑張ってるの見るとあれね。娘を心配する親父の気持ちになるね。娘いねーけどさ。