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そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

Epilogue of Prologue of Cinderella Girls

今更私が言うまでもなく自明なことですが、デレマス3話素晴らしかったですね。こんな見事なフラグブレイク初めて見たよ。思えば2話の時点から、というか新人が突然いきなり初ステージへ!っていうだけでもう完全にフラグなわけで。我々は第3話での挫折というものを何度も経験している。『TARI TARI』で言えばそれはさわちゃんと来夏のたった2人きりでの合唱(まーあれは挫折とは違うか)だし、ラブライブ!第1期第3話なんて言わずもがなのあまりにショッキングなファーストライブだし。おそらく話数的にも、第3話というのは「ゼロから始まった」主人公の最初のつまずきと再始動、Epilogue of Prologue(アイシールド21のサブタイトルで使われてたんだけど、この表現大好き)として位置付けるに相応しい場所なのだ。だから不安しかなかった。

第3話放送開始からも序盤の作画の件は取りあえず置いておくにしたって、武内Pの不安げな台詞だとかでバシバシフラグ立てるわけだし、特に当日のリフトアップ失敗のあたりはこちらまで胃が痛くなりそうな緊張感。特にバックステージで3人がポツンと小さくダンスの合わせをしているシーン、ライブに向けて着々と準備を進めていく会場の中で、彼女たちだけが取り残されているような気がしてなんとも居たたまれなかった。極めつけは未央の沈黙である。三人の中で最も明るかったはずの彼女の沈黙ほど、雄弁に不安と緊張を語るものはないわけで。。

それだけに、あのライブシーンが映える。サイリウムを目にした瞬間の輝きが素晴らしい。あれでもう何もかも吹き飛ぶ。

バックダンサーとしてのライブシーンというのは、主人公たちの声がないという点でちょいと異質ではある。が、そこをモノローグなど挟まず、あくまで城ヶ崎美嘉のライブとして描き切ったことで、会場にいるファンの一部として純粋に応援し、あるいは途中でコケるという可能性にもハラハラしながら見届けることが出来たように思う。一方でライブ中には会場のサイリウムを1階から3階までパンしていく場面がある。あれは紛れも無く卯月たちの視点であって、初めてのライブに対する彼女たちの高揚感がよく伝わってくる演出だった。ファン側の、アイドル側の視線を織り交ぜながら描くことで、双方の思いが折り重なり、たぶんこのアニメの中で初めて、アイドルとしての卯月たちに出逢えたのだろうなと思う。

演出が本当に憎いアニメだ。この成功は彼女たち3人のみならず、他のシンデレラプロジェクトメンバーを発奮させるわけだし、あまり表立っては描かれないけど、プロデューサーにとっても大きな一歩になったはずなんだよね(彼がこれまでどういう経験してきたのかはわからんが)。表に出過ぎないんだけど、陰からきっちりサポートはしている武内Pほんとうまいこと描かれてるよなぁ。そしてCパート、最後にからっぽになった客席へグッと眼差しを向ける姿で描かれているのが、これまでアイドルからはもっとも円遠かったはずの凛であるという点が、今後の展開を期待させた。

。。。それにしてもアニメ感想書くときいつも思うけど、キャプチャ取れる環境欲しいッスね。。