ホッテントリ入りに思う2

この前のFirefox記事のブクマがもう400近い。さすがに伸びは落ち着いてきてるけど、まだチラホラ新着ブクマが入ったりする。はてなのFirefox率とかtips好きなところを考えれば当然の結果だったのかもしれないけど、正直予想してなかった。すっかりこのブログの総ブクマの半分近くを持ってかれてしまった。なんてこったい。

読ませようとしても読まれない

今回の騒動で身に染みたのは、アクセスを思うがままにコントロールするなんてできないってことだ。僕はそこまでFxに詳しい訳でもないので、あのエントリーはたまたまその日、再インスコしてたのを記録ついでに書いてみただけのもの。それがまさかあそこまでいくとはねェ……というのは本当に予想外で。

自分としては、このブログで力を入れてるのは音楽・VOCALOIDカテゴリーだ。なのにボカロではせいぜい40ブクマぐらいしかいったことがない。で、今見直してみたら、先日のFxエントリーはカテゴリーを「雑記」に指定していた。本当に力の入ってないエントリーだったわけだ。なんか、悔しいなァというか、思うようにはいかないなァというか(苦笑) まァメインコンテンツを一応据えているとはいえ、このブログはどう考えても「ごった煮」なので、予期せぬホッテントリ入りもそりゃありえるわな。

こっちが「読んでくれ!」と思ったものが読まれるわけじゃないし、「別に適当ー」と思いながら書いたものが読まれることだってある。この辺り、ホントもどかしい。

大量のアクセスは利益になる

やろうと思えば、ホッテントリ入りしてアクセス急増している最中に、ちょっと煽ったタイトルのボカロ関連エントリーでも上げておけば、そっちにもアクセスが流れてボカロ系ブログだと認識されたかもしれない。大量にアクセスが来ているならば、それを利用する手立てはいくらでもあっただろう。

でもそれをしなかったのは、あまりのアクセスの増え方に呆然としてしまったのと、そんな丁度良くネタが入ってくるわけでもなかったのと。あとは、そういうやり方はちと不本意でもあった。最近は以前ほど「アクセスが欲しい」とも思わなくなったので、すっかり落ち着いた今、ちょっとホッとしてもいる。

ただ、あの盛り上がりが完全に一過性のものだったわけでもあるまいとは思ってる。「ボカロが好きなのでRSSを購読します」とコメントしてくれた人もいたし、どんな形であれ、大量のアクセスは何らかの利益をもたらしてくれる。ホッテントリに釣られて見に来て、ついでにサイドバーから別のエントリーを1個か2個ぐらい見てくれるだけでもありがたい。

何を読んでも、何を書いても自由

結局こういうことなのだ。ブロガーはブログに何を書いてもいい。そこに制限はない。逆に、読者はブログで何を読んでもいい。そこを束縛されるいわれはない。継続的に読んでくれる人もいれば、たまたまホッテントリ入りしたときに一度だけ読んでくれる人もいる。それらの挙動すべてを手中に収めるなんて、ブロガーには無理だって話だ。

ブロガーにできることは、エントリーを上げ続けることしかない。あとはせいぜいSEO対策だ。だからひたすら好きな記事を書いてればいい。アクセス数やブクマ数というのは、その結果としてついてくるただの数字。だから、それにあまり振り回されても仕方ない。のんびり、書きたいことを書けばいい。そこから良エントリーが生まれたら、そのときは誇ってみればいい。

エントリーは財産になる

で、書いた良エントリーはウェブに財産として蓄積される、かもしれない。

前途した通り、僕のFx方面の知識はそれほど多くないので、あのエントリーは不完全なものだ。他にも同様のアドオンはあると思うし、もっと効率の良いやり方だってあったはずだと思う。

それを補完してくれたのが、大量のブクマやコメントだ。思いがけず、いろんな人に「こういう手もあるよ」とアドバイスを残していっていただけた。おかげでsqliteのvacuumとやらにも手を出してみた。今はなかなか快適にFxが動けていて、そういう意味ではたくさんの人が見てくれてよかったなーと感謝しています。

そして僕だけではなく、これからあのエントリーを見に来る人も、コメントやブクマに助けられることになるだろう。エントリーはコメントが何もつかなければ、ただのブロガーの主観で完結してしまう。だけど読者が付随した情報を付け足していくことで、客観的な視点も盛り込んだ、より密度の高い資料として、ページがウェブ上に残ることになる。残った資料は、またいつか誰かが辿りついて、自分の生活なり趣味なりに生かすことになる。パーマリンクを備え、コミュニケーションも取れるブログというツールの素晴らしさを、改めて思い知らされた。

あ、でも「インストール」を「インスコ」と書いてたから、「Firefox 再インストール」のキーワードで検索しても、あのエントリーには辿りつけないかもなーw