
機動戦士Gundam GQuuuuuuX、楽しかった。最後の2週はリアルタイムで夜中に見ていた。こんな情報量の多いアニメでそんなことをしたら、寝付きが悪くなって大変だろうと思って、第10話まではPrime Videoの最速配信で翌日に見るのを常としていたが、あと2回ぐらいならもうついていくかという気分になった。案の定寝付きが悪くなって大変だった。深夜アニメをリアルタイムで見たのは、最後にそんなことをしたのはいつだったのか、思い出せないぐらい遙か昔だ。それぐらいには楽しめたんだけど、ここまで世間的にも話題になるとは思わなくて、そしてここまで話題になると賛も否もいろいろな声を目にしてしまって、なんか自分が何か言うのが面倒な気分にもなってきちゃってたんだけど、自分が楽しかったなら楽しかったでいいだろう。X、ログインしていなくてもYahoo!のトップを開くと右下あたりにトレンドが出てくるのが罠である。
脚本としては12話構成だとやっぱり物足りなかったというか、物語としては意外と収まりのいいところに着地したし不満ではないのだが、純粋にもっとこのキャラクターたちを見ていたかったという気がした。ただ、一方でこの話数だからこその疾走感がジークアクスの魅力でもあった。ニュータイプを「自由のために傷つく者」として描いたのは、鶴巻・榎戸の作品らしいところだなぁ、と思った。最終回のあと、つい懐かしくなって、両者が手がけた過去作である『トップをねらえ2!』を見直したりもしていた。あれも桎梏や犠牲から解き放って終える物語だった。
と、言いながらもまぁ、 ガンダムには、一生触れずに生きていくと思っていた - the world was not enough で描いていた通り、僕はガンダムをほとんど通っていないので「結局ニュータイプってなんなんだ」というのがわからない。わからないので見るしかないかぁ、という気分には、なってきてしまっている。
Beginningを見たあと、テレビ放映が始まる前に『1st』は全部見た。この映画を先に公開したということは、『1st』を予習しておけというメッセージだと受け取った。それからジークアクス作中で『機動戦士Zガンダム』のキャラクターが出てきたので、じゃあ見るか、と思って『Z』を見始め、今は『第27話 シャアの帰還』まで見終えたところ。どちらかと言えば『Z』のほうがハマれている。サイコガンダムは出てきたけれど、ゲーツ・キャパにはまだお会いできていない。
ていうか、シャアがさあ。あの男が40年にもわたって人気キャラとして持て囃され続けているの、わかってきた気がする。あれは天然の人たらしじゃないか。もともと復讐鬼であり、腹の底にずいぶんとドス黒いものを抱えていたはずが、人当たりはひたすらにいいし、パッと見た感じは善人なのだ。それでいて能力も高いのだが、一方で『Z』の頃になるとどこか抜けていて煮え切らない感じになり、『1st』であんなに尖っていた彼も人間的なのだと思えてくる。彼の最期までを見ていないから、まだ何とも言いがたいが、てっきり僕はガンダムをアムロの物語だと思っていたところ、実はシャアの物語なのだという気がしてきた。ジークアクスの作中でもわりと人たらしだなぁと思うが、ラストになってシャリアが彼を排除するためにずっと追いかけていたのだとわかるのは、なんか良かったですね。
取りあえず彼の最期までを見たいので、このあと『Z』すべてと『逆襲のシャア』は見なくてはならない。『ZZ』にはシャアが出ないらしいので飛ばしていいですかね、いいということにしたい……さすがに4クールアニメをこれ以上見る気にはなれそうにない……。さらにはそこまでを辿った宇宙世紀のその先を21世紀のアニメのクオリティで、つまりは『ガンダムUC』や『閃光のハサウェイ』あたりも見られたら見たいなと思い始めたので、どうもまんまとやられてしまっている。ハサウェイの続編は来年公開らしいので、それまでに少なくとも逆シャアまでは見られるだろうか。