前日に喉と鼻の奥が痛くなってきていたので、これはマズいかなと思ってコンビニでルルの内服液を買ったりしたが間に合わず、熱は37度ちょっとで微熱の範囲だけれど、鼻は詰まっているし喉が荒れていて声が出ないという状況だったので、とかく回復に足る栄養を摂らねばと思い、参鶏湯を食べたくなった。と言っても本格的なものではなくて、昨年ユリイカの自炊特集(cf. 他人の自炊を見ることは、他人の人生を覗き見ること - the world was not enough)で知った、リュウジのずぼら参鶏湯。本来必要なはずの薬膳系の食材も丸鶏も「華麗にスキップ」されており、果たして参鶏湯の定義とは何なのかという命題をはらんでいる気がするが、僕はたぶん本格的な参鶏湯を食べたことがないのでよくわからないし、別に参鶏湯であることが重要なわけではなく、身体が弱っているときに家庭で簡単に栄養のつくものを作りたい、というだけなのでこれで全然よくて、昨年から身体の調子が悪いときに何度か作っている。それまでは鶏肉、にんじん、たまねぎ、キャベツか白菜などなどをコンソメで煮込んだチキンスープをよく作っていたが、鶏肉、昆布、生姜、長ねぎ、にんにく、米をただただ煮込むだけのこちらのほうが、ほぼ包丁も要らないし(生姜、にんにくは最悪チューブでもなんとかなるし)簡単で、何より粥であるので食べやすいのがいい。なんとなく、このあたりの食材を食べておけば風邪は治るんだろう、と思い込んでいる食材がすべて詰まっている感じがある。特効薬のない「風邪」という病に対しては、各家庭が各家庭なりの民間療法を持っているのではないか。あとはポカリスウェットのイオンウォーターと、プリンあたりがあればいい。ケミカルな感じよりも、卵をしっかり使っているのが感じられるプリンだと、なお良し。

ジョン・ヴァーリイが昨年末に亡くなったと聞いたので、『逆行の夏』を引っ張り出してきて少しずつ読んだり、ベン・ラーナー『トピーカ・スクール』を読んだりしている今日この頃だったが、鼻が詰まって頭に酸素がいかないせいもあって、まったく読書には集中できず、音声コンテンツに頼りながらボーッと1日を過ごした。どうも耳からのインプットというのが何故か苦手で、Podcastやオーディブルもなかなか定着しないのだが、今年は活用するメディアを増やす意味で、ちょっと音声も頑張りたいと思っていた。昨年買ったShokz OpenFit 2がとても良くて、耳に引っかけて使うタイプの、耳の穴を塞がず外の音を聞きながら使えるイヤホンということで、「ながら」で音声を聴きやすくもなっていた。それまではShokzの骨伝導タイプを使っていたが、こめかみのしめつけがどうにも気になるのと、首の後ろに回るU字型の形状をしており動き回るには邪魔になるので「ながら」で常に付けてはいられなかった。OpenFit 2は数時間ずっと付けていても違和感がない。
さすがに真面目なコンテンツを聴いていられるほど調子が良くもなくて、エンタメよりのPodcastを聴いたりして過ごす。ちょうど月曜だったから、21時からは敷嶋てとらの配信に切り替える。レトロなスポットやディープのスポットのvlogとか、ややニッチな食にフィーチャーした動画などが趣味に合うので、昨年からよく見ている。声が落ち着いているので、こちらのコンディションを問わず聴きやすいというのが一番大きいかも知れない。毎週月曜21時からの配信は祝日や年末年始でも基本的に休むことがなく、画面を見ていなくても楽しめるラジオ的な内容でもあるので、聴ければリアタイで、時間がなければ翌日以降に聴くのが習慣になってきていた。配信は酒を飲みながらやられているが、アルコールが入ってもダウナーめの声音もテンションもほとんど変わらないのは下戸としては羨ましい、とも思いながら聴いている。今週はバリウムの話題から、ご当地バリウムとかクラフトバリウムとかあったら面白いよねみたいな話、タコスを作ってみたいという話、同日に出た動画で扱っていたKODAK Charmeraというトイカメラの話など。終盤でインターメディアテクに言及されていて、久々に行きたくなった。
熱は翌日には下がっていた。