家でミルを使って豆を挽いて淹れているぐらいにはコーヒーが好きなのだが、カフェイン耐性があまり高くないので、そんなに高頻度で飲みたくないという複雑な愛憎をコーヒーに対して抱いている。就活の折、時間のない朝に気合いを入れようと朝マックでコーヒーを飲んだら猛烈なめまいで半日ぐらい潰し、面接もろくに喋れなかった経験があり、それからもう15年以上、最も空腹な時間帯である朝にコーヒーは飲まないことにしている。たまにこう、朝からホットケーキ食べますとか、そういうときにど〜〜しても飲みたくて飲んで後悔する日もあるが。淹れるのはもっぱら午後で、体調によってはそれもデカフェの豆にしたりもする。先のDPZの記事にもあるように、どうも睡眠への影響を考えると午後のコーヒーは完全に絶ったほうがいいらしいのだが、そうすると自分は一切コーヒーを飲む時間がないことになるので、そこは許容している。今のところ問題はなさ、そう。

砂糖については、自分の場合は特に体調との兼ね合いなどはないのだが、とはいえ「デフォルトの飲み物」として糖分が入っているものを選ぶのは、もういい歳だし敬遠している。虫歯も気になるし。あとはアルコールも滅法ダメで、こちらももう5年ぐらい絶っており、飲みに行くとだいたいジンジャーエールかコーラかお茶あたりを飲んでいる。ウィルキンソンの辛口のほうのジンジャーエールを置いてくれている店は自分のなかで評価が上がる。こちらも複雑な愛憎があり、ビールの味は好き(なので昔は頑張ってクラフトビールとか買っては1本飲みきれずにダウンしていた)だから、ヴェリタスブロイなどは好んでたまに飲む。
自分にとって「デフォルトの飲み物」としては、ほうじ茶を選ぶことが多い。家で淹れるにしても、外で買うにしても。ノンカフェインではないが、これぐらいのカフェイン量なら、大量に摂らなければ体調には影響しない。煎茶や緑茶に比べて苦みが少ないので常飲しやすいし、入手もしやすいから、温かいものを家で淹れるときには、最初の選択肢になる。
もうひとつのデフォルトとしては、常飲と防災時の備蓄を兼ねて、ノンカフェイン飲料のペットボトルを定期的に箱買いしている。昔は炭酸水をストックしていたが、どうも飲み過ぎるとおなかを壊すようだと気付いてからはお茶に切り替えた。ノンカフェインのお茶は、ヨドバシドットコムで探せばよりどりみどりで、スーパーでもよく見かける十六茶や爽健美茶はカフェインが入っていないし、黒豆茶などもある。街中で見かけない選択肢としては、カフェインゼロの緑茶なんてのもヨドバシにはあって、特に夏場はスッキリしたものが欲しくてよく買う。味が好きでよく飲むのは生茶のカフェインゼロだが、これはどうやら通販でしか売っていないものらしい。

ペットボトルのノンカフェイン茶だと、そば茶とコーン茶(とうきび茶)も好きで、特にそば茶はJR東が手がけるacureの信州そば茶が美味い。というかこれ以外でペットボトルのそば茶ってあんまり見かける機会がない気がする。とうきび茶はドラッグストアなどにも置かれていることがあるが、どれもやや味が薄い気がして物足りない……というよりは、北海道限定で伊藤園が出している北海道とうきび茶が群を抜いて香りが濃くて美味いのだ。さすが北海道、ということなんだろうか。関東にいてもアンテナショップに行けばだいたい置いているので、近くを通る機会があれば必ず仕入れている。とはいえ自宅近辺で買えるものがあれば一番よいわけで、その点、最近出たDAKARAのやさしいコーン茶が結構いい。「やさしい」という名前通り、香ばしさよりは甘さが強い感じだが、すっきりしていて飲みやすい。今のところセブンイレブンが常に置いてくれているが、このまま末永く置いてくれと祈っている。
ノンカフェインのペットボトル飲料の選択肢は最近増えていると思う。これはブームになった、のか、特にルイボスティーを見かけることがとても増えている気がする。ルイボスティーだと、ファミマがフレーバー付きのルイボスティーを期間限定でいろいろと種類を出してくれていて嬉しい。ラ・フランスとかライチとか、季節に合わせたフルーツを選択しているようで、いい。
フレーバールイボスだと、H&F BELXという専門店がとんでもない種類の茶葉を置いてくれていてすごい好きでかれこれ5年ぐらい使っている。昨年、月ノ美兎が「買ってよかったもの」として挙げていたのにはたまげたというか、「お、一緒やんけ」とうきうきしてしまった。そういえば彼女もカフェイン停められたんだったか。カフェイン摂れないけれど、家でいろいろなお茶を飲みたいという人には本当にいい選択肢だと思う。バラエティとしてはフルーツ系のものが多いが、ジンジャーや黒豆といった硬派なものもあるので、好みや気分に合わせて種類の幅を持たせられるのもいい。特に好きなのがピスタチオで、お茶を飲んだだけなのに、一緒にお茶請けのお菓子も食べたような不思議な満足感がある。
つらつら書いてみたが、思った以上にノンカフェライフを満喫している自分に気付いた。ノンアルコールや微アルの選択肢が増えたように、ノンカフェインもかなり市民権を得て、選びやすくなっているように思う。スタバなんかでデカフェを選べるのもすごくありがたい。多様性、という言葉が疎まれるときもあるけれど、こういうのも多様性のひとつだと思うし、社会がより多くの人を包摂できることは、やっぱり喜ばしいことなんじゃないかなと僕は思う。