『THE FIRST TAKE』、「一発撮り」という売りでのコンテンツなんだけど、一発撮りであるからというよりはライブ音源として楽しみたくてちょいちょい聴いている。オーディエンスはいないし、スタイルとしてはレコーディングに近いのでライブパフォーマンスとはちょっと違う形ではあるけれど、アーティストによってはかなりライブっぽい魅せ方をしてくれる。
ライブ、現地に行くのが一番ではあるが、音源や録画も好きだ。あの熱気とテンションのなかでしか出せなかった音がある。多少音やリズムが外れていたって構わないし、むしろ少し走っているぐらいのほうが好きだったりするときもある。表情や身体の動きも含めて五感を使わねば感じ取れないものもある。
MCをほぼしないことで知られるUNISONは『THE FIRST TAKE』でもMC無しで、通常音源とは異なりアカペラのサビからグッと引き込んでくる。アレンジはそこだけではなくて、徐々に異変に気付くのだが、なんかえらい勢いでドラムが鳴る。後半から終盤にかけてドラムが荒ぶりまくってすごいことになっていくので、だんだん楽しくなって自然と笑ってしまう。こういうの見ると、ライブ行ってみたくなるよなぁ、と思う。
世代によっては、『NARUTO』のOPで馴染みがあるだろう曲。OPとして流れてから8年後に公開されたのがこの動画だが、谷口鮪の声が大人びたというか、伸びやかになっていて、あの頃とはまったく違う印象を抱く。NARUTOという作品が、作中で時を経て大人になっていく物語だったのと、つい重ねてしまう。KANA-BOONはフェスで見たことはあるものの、単独ライブに行ったことはなくて、一度行っておきたいなと思ってはいる。
意識してるのかしてないのかわからないが(さすがにしていると思うが)2024年にこの曲でやってくれるんだ……というのがありがたいやら何やらで、自分はこの数年アジカンを聴いていなかったから、KANA-BOONと同様に曲の印象がリリース当時から変わって、ゴッチって今こんなに良い声で歌うんだということにも気付かせてくれて、その点でも印象深かった1曲。
「wowakaより!!!愛を込めて!!!アンノウン・マザーグース!!!!」というシノダの雄叫びから始まるのがライブでは定番だが、それはここでも変えていなくて、サビが若干しゃべりきれているのか危ういのも変わらなくて、ほぼほぼライブそのままのパフォーマンス。この曲はもともと初音ミクの楽曲としてリリースされているから、そもそも人間が歌っているところを聴いたことがない人もいるだろうし、ましてライブパフォーマンスとして見たことがない人も多いだろうし、そういう楽曲が取り上げられることがこの企画の肝なんじゃないかとすら思う。ライブってすげーんだぞ、っていう片鱗が見える。
もしかして、初音ミクオリジナルの曲が『TFT』で歌われているのってこれだけなんだろうか。
2021年のクリスマスイブに公開された動画だが、曲もさることながら始まる前のPUNPEEのMCがいい。それから毎年、年の瀬になるとわりと思い出している。
FLOWのライブはオタクとして一度行ったほうがいいんじゃないかと思って行ったことがあってめちゃくちゃ楽しくて、それから何度か行ったりしたんだけれど、なんというか、すごい優しいのよね。FLOWってアニソンタイアップがひたすら多いから、おそらくは普段ライブにそこまで行かないけれどFLOWには来ました、っていうお客さんがそれなりにいるんだろうと思っていて、だからかなのか、跳ぶぞ〜〜とか声出せよ〜〜とかすごくMCで気に掛けてくれて、『GO!!!』では一体感を楽しんでもらうためかウェーブが定番で、さすがに『TFT』でウェーブはしていないが、その優しさが思い出されるMCと演出。

鈴木雅之は『TFT』に何曲も出しているけれど、なんかもうどれ見てもかっけ〜〜〜〜としか言い様がない。