2024-01-01から1年間の記事一覧

お金を払ってブログを書くことにした

一瞬、目を疑うネーミング。本文とは何の関連性もない。 過去形だけど、はてなブログPro(有料プラン)にした。その話を書こう書こうと思いつつ寝かせてしまっていたのだが、今見返してみたら3月にはProにしていた。もう半年前だ。 一番直接の理由としては、…

日比谷超絶野音

もっと写真撮りたかった。貼れるのが花ぐらいしかない。 図書館などを目当てに日比谷公園へ行くときは、いつも日比谷駅から向かっていたが、今年あまりの暑さに徒歩ルートを短縮したくて、いろいろ調べた結果、霞ヶ関駅で降りて飯野ビルの地下から上がってい…

同じ著者を読んでいるのに、話が合わない

先週から『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』が始まった。NHK総合テレビで、月曜日から木曜日までの22:45から、15分1話完結を基本とした短編ドラマ。新番組というわけではなくて、2022年に放送されたドラマの再放送にあたるのだが、僕は見るのが初めてに…

楽園展、MOTHER2のひみつ、ICCアニュアル

『楽園』 『楽園展』に行った。言葉だけ聞くとシュールだが、漫画誌の『楽園』のことである。物販で買った、背景に「楽園」と書かれ、集中線に囲われた二足歩行の犬のピンバッジはさらにシュールに見える。彼は一応漫画のキャラクターで、panpanya先生の各種…

日常が緊張感をはらんだ風景は撮りためたくなる

今後の情報にご注意ください お盆の連休中、いくつかの鉄道路線に乗ったが、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)に触れた告知を出しているのは相鉄線だけだった。もっと西のほうへ行けば、事情はまた違ったりするのだろうか。 日常が緊張感をはらんだ風…

モールがノスタルジックなものになる日

飲みかけで失礼 SPBS TOYOSUで大山顕『モールの想像力』を買い、そのまま店内で読んだりしていた。豊洲という土地、オフィスビルとららぽーとのイメージしかなく、男性が休日などにひとりで歩いていても肩身が狭いだけだと思っていた。数年ぶりに訪れて、と…

個人にとって特別な日は2つある

墓参りの待ち合わせは11時だったところ、連れのひとりの都合で10時に変えられないかという話になり、片道3時間かかる身としてはそれはなかなかしんどいところだったが、誰もが地元を離れているなかで、一番遠いところに住んでいるのが自分であり、自分さえ「…

夏を迎えに行く

横須賀美術館(2017年) 夏はあまり好きではないが、概念としての夏は好きなのがオタクだ、という話を昔どこかで見かけたが、自分の場合もそうで、あまり暑くなりきらないうちに、なんとなく夏を迎えに行く儀式みたいなことをしたくなる。安い西瓜の、上澄み…

貴重な新刊だらけの最高の漫画月間

連載漫画の新刊って作品によっては1年に1回、あるいはそれ以上にスパンが開くことも少なくなくて、僕は読んでいる漫画の新刊情報というものを熱心に追いかけているわけでもなく、特にそういう刊行頻度が低いものは頭から抜けがちで、でもそれ故に本屋をうろ…

忘れられるはずもないけど

HITORI-ESCAPE TOUR 2024 10-NEN-SAI 休日に朝から準備して満を持して行くライブもいいけど、仕事の後に都心のライブハウスへダッシュで駆け込んで、2時間過ごしてラーメンすすって帰る、っていうのがやっぱいいよなぁ、と思う。LIQUIDROOMに来たのはコロナ…

東京建築祭と、「野良・建築祭」と、阿闍梨餅と。

東京建築祭 という、東京都内の建築にスポットを当てたイベントが今年から始まり、行ってきた。よくあるような、どこかの会場で各種建築の資料や写真などを展示するイベントではなく、実際の建築物を見て回る、土日2日間開催の周遊型イベントになる。なかな…

文学フリマ東京38と、バターチキンカレーと、有明へと。

文学フリマ東京、ランチをどうしようかというのを、いつも悩む。一般入場開始が12時で、だいたいいつもジャストには行かず12時半〜13時ぐらいに着くようにしているが、それでもランチタイム直撃の時間帯ではあり、先に食べて来るか、終えてから食べるかの2択…

風邪と、『ぼざろ』と、ヨン・フォッセと。

ゴールデンウィークはどこも混むし、と思って毎年あまり遠出とかしないのだが、今年はそれに輪をかけて、終盤になって風邪を引いたのでどうにもならない感じになった。発熱はないものの、汚い話、花粉症シーズンでもこうはならんよというぐらいに鼻汁が止ま…

スカイレールと、乗り鉄と、そこにある生活の動線と。

自分が乗り鉄だという自覚はないが、鉄道や公共交通機関に乗るのは好きだ。乗り鉄ではないというか、乗り鉄と呼べるほどではないという感じで、たとえばある鉄道に乗ることを目当てとして遠出をすることは滅多にない。全国9000近い駅へチェックインしていく…

アンノウン・マザーグースと、ワイドスクリーンバロックと。

『アンノウン・マザーグース』はイントロがない曲だが、だからと言ってライブで突然曲が始まる、ということはなくて「wowakaより愛を込めて!」という口上から始まるのがお決まりになっていて、だからこの動画においても、その口上がないと物足りないなと思…

都立中央図書館と、ゴーヤーチャンプルーと、タイムスリップと。

麻布十番駅を降りると、すぐ近くにオスロコーヒーがある。そこで軽く朝食を摂ってから、少し長めの距離を歩いて、広尾の都立中央図書館へ行く、というのを毎週のような習慣にしていた頃があった。予定のない週末はだいたい広尾にいた。 あの図書館が良いのは…

よふかしのうたと、ダンジョン飯と、映像消化能力と。

『よふかしのうた』が終わってしまった。ジュブナイルであり、ラブコメであり、「探偵さん」のあたりはサスペンスチックであり、吸血鬼の生態やキャラクターの過去などを巡っては一種ミステリーのような時期もあり、コトヤマ先生自身もツッコミを入れていた…

共栄堂と、きたかた食堂と、パレスサイドビルと。

人間ドックを例年は秋に受けるところ、年度末のこの時期までうかうかと引き延ばしてしまい、普段利用していた施設は年度内がもう予約でいっぱいで、他を探したところ神保町で空きがあった、という、そんな理由でこの街に脚を運ぶことになるとは思わなかった…

ヒカルの碁と、偶然と必然と、丸善と。

少年ジャンプ+で『ヒカルの碁』が冒頭100話無料になっていた。急になんで?という理由がわからないが、ありがたくつまみ食いのように何話か読ませてもらう。ヒカ碁。100話と言うと、プロ試験が終わってヒカルと塔矢行洋の新初段シリーズが始まらんとすると…

千葉と、ボカロ三昧と、ポップアイコンと。

2月最初の3連休は所用で千葉にいた。NHK FMで『今日は一日“ボカロ”三昧』をやっている、というのも出先で知り、夕方まで帰る予定がなかったので、普段だと危ないしあまりやらないのだが、やむを得ずワイヤレスイヤホンを取り出して歩きながら『らじる★らじる…

丸善と、現代短歌と、推し短歌と。

くどうれいん『わたしを空腹にしないほうがいい』 はエッセイ集だが俳句集でもあった。それぞれのエッセイのタイトルが俳句になっている。そもそもが俳句のウェブマガジン『スピカ』に連載されていたもので、今でも ウェブ上で読むことが出来る。 僕は短歌に…

本を捨てられない人と、久世福商店と、ZINEの行方と。

本が捨てられない。買った本を全部とっておきたい、という意味ではなくて、もうこれは不要かな、という本であっても「捨てる」という手段を執れない、という意味で捨てられない。 賃貸で、それほど広い家に住んでいるわけでもないので、本が置けるスペースは…

年末年始と、Adoと、東京は夜。

タイトルに反して31日は横浜にいた。「ヨルノヨ」というライトアップイベントをやっていて、大晦日は深夜24時まで30分おきにみなとみらい全体がビカビカ光るので面白かった。横浜は夜。 年末のテレビというものは別に絶対見たい、というわけではないし、何か…