the world was not enough

物語偏愛者の詭弁と戯言

シュノーケル『波風サテライト』

今年は NARUTO / BORUTO シリーズ 20 周年らしくて。それで先月『NARUTO to BORUTO THE LIVE 2019』というシリーズ総決算みたいなイベントがあって、行ったんですよ。別に特に NARUTO 大好きというわけではなくて単なる付添いで。自分はジャンプ派なので子ど…

2019年10月 - 楓と美兎 / 王とサーカス / SF マガジン 2019年12月号 他

楓と美兎 VTuber の動画、特にライブ配信の動画はテンポ遅めでテンションも常に高いわけではない場合が多くて作業用BGMとして適しているなと思うことが多い。と言ったところでそこまで見るわけでもないし Spotify 聴きながら作業していることのほうが圧倒的…

2019年9月 - Lifetime / 地球へ… / Dr.STONE 他

クリスチャン・ボルタンスキー『Lifetime』 ボルタンスキーを見に行くのは3回目だった。最初が2016年に東京都庭園美術館で行われた『アニミタス ー さざめく亡霊たち』で、2回目が同年開催の瀬戸内国際芸術祭で訪れた「心臓音のアーカイブ」。後者のリハーサ…

いま購読している漫画10選(2019年夏版)

過去の10選。 いま購読している漫画10選(2017年夏版・前編) - the world was not enough いま購読している漫画10選(2017年夏版・後編) - the world was not enough いま購読している漫画10選(2015年夏版) - the world was not enough いま購読している…

2019年8月 - 令和最初のコミックマーケット、そして大阪へ

8月は夏コミだったわけですが、これが令話最初のコミックマーケットであり、再来年まで開催されない夏コミであり、初となる4日間開催、青海展示場と南展示場を活用したコミケといういろいろとメモリアルなそれでした。まぁなんか記念にという気持ちもあって…

和田たけあき『ブレス・ユア・ブレス』 - 生まれ落ちていた生命

ブレス・ユア・ブレス - 和田たけあき feat. 初音ミク / Bless Your Breath - WADATAKEAKI feat. Hatsune Miku 意図的なのかどうなのかわからないけれど、マジカルミライのテーマソングは2年前の米津玄師『砂の惑星』以来、メッセージ性を色濃く帯びるように…

グレーを受け入れること

2019年3月にクライストチャーチで51人が死亡したテロを覚えているだろうか。そのとき、ニュージーランド首相の Jacinda Ardern が語った言葉を引く1。 He is a terrorist. He is a criminal. He is an extremist. But he will, when I speak, be nameless. “…

『天気の子』 - 「世界の在り方を変えてしまう」ことと、世界の中で生きていくこと

ネタバレありの感想です。 映画『天気の子』後報 鑑賞後に明確なカタルシスが得られた『君の名は。』と違って、『天気の子』を観終えた瞬間はモヤッとした感情で包まれた。カタルシスが一切ないわけではなく、積乱雲の中での二人のやり取りのシーンではほろ…

2019年7月 - 三体 / 0706作戦 / FUJI ROCK FESTIVAL '19 他

劉慈欣『三体』 三体作者: 劉慈欣,立原透耶,大森望,光吉さくら,ワンチャイ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/07/04メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 中国で三部作合計2100万部を売ったモンスターSFとして発売前から話題で、とりあえず買っと…

『ガールズ&パンツァー最終章 第2話』 - そして誰が大洗を打ち負かすのか

『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話上映中PV 知波単学園ver.(60秒) 第2話を見てハッキリしたというか、自分の場合はハッキリと自覚したことがあって、今回の最終章、一番の注目点は「誰が大洗を打ち負かすのか」という点にあると思う。より正確に言えば、…

2019年6月 - アステリズムに花束を / 紙の動物園 / キング・オブ・モンスターズ 他

なかなかにドタバタしている最近で、6月まとめエントリーを7月半ばになってようやく出すという体たらく。最近は見たい映画が多すぎるけど時間が取りづらかったりとかそういうのが多くて、6月からで言えばこの後書く『ゴジラKOM』に、有楽町のヒューマントラ…

2019年5月 - ヒト夜の永い夢 / 名探偵ピカチュウ / Tokyo 7th シスターズ EP 4.0 AXiS ほか

Exhalation: Stories (English Edition)作者: Ted Chiang出版社/メーカー: Knopf発売日: 2019/05/07メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 『あなたの人生の物語』に次ぐテッド・チャン待望の第二短編集『Exhalation』が先月ついに発売されましたね…

『プロメア』 - 2クールアニメを2時間に濃縮したような熱気と狂気

最初に書いておきますが、ネタバレはしないですけどある程度作品の構成などに言及はするので、鑑賞前に一切何も知りたくない場合には読まないことを推奨します。 見終わって映画館を1歩出たときに、満面の笑みで頭空っぽにして「楽しかった〜〜〜〜〜」と身…

マツキタツヤ+宇佐崎しろ『アクタージュ』 - 君は私のカムパネルラ

ここ数年ぐらい、週刊少年ジャンプは『HUNTER×HUNTER』が掲載されているときだけ買うという習慣を続けていて、『アクタージュ』は見かけては面白いとは思ってはいたものの「単行本を買う」閾値に至らず、それが一気に閾値を爆発的に超過したのがこの見開きで…

2019年4月 - きのう何食べた? / キャロル&チューズデイ / Roid -ロイド- 他

今期は『キルラキル』と『けいおん!』の再放送があり、渡辺信一郎監督作品があり、幾原邦彦監督作品があり、というところで4枠も埋まってしまったので以上です、ありがとうございました、という気分です。この2監督の新作が見られて、再放送とはいえ TRIGGE…

『弘前さくらまつり』と桜ミクとふらいんぐうぃっち

平成から令和の変わり目にかけては東北をぶらぶらしていました。青森と福島と仙台。メインで据えていたのが弘前で。というかさくらまつりで。というか桜ミクで。 初音ミクブログ更新 【その他(お知らせ)】桜ミクが「弘前さくらまつり」公式応援キャラクタ…

wowaka - 笑って泣いて 踊っていいよ 踊っていいよ

wowaka 『アンノウン・マザーグース』feat. 初音ミク / wowaka - Unknown Mother-Goose (Official Video) ft. Hatsune Miku 言葉もありません。ボカロPってなんだか、メジャーシーンのアーティストに比べて勝手に身近に感じてしまうことがあって、こんなに堪…

2019年3月 - SPY×FAMILY / 機動警察パトレイバー / この星の光の地図を写す 他

今季は何年ぶりかにアニメは一切完走しないシーズンになりました。とあるアニメが非常に評価されていたのは知ってたんだけど、どうも作品自体の評価よりも政治的、感情的な声が大きく聞こえてしまって近づき難くなってしまって色々残念だったなぁと思ってま…

『ファースト・マン』 - giant leap for a man

映画『ファースト・マン』特報 デイミアン・チャゼルの映画をこれで3作品見てきたが、これが一番好き。『LA LA LAND』の音楽もサントラ買うほどには好きだったし、三者三様の良さがもちろんあったんだけど、チャゼルが何を伝えたいのか、どんな人間を描きた…

2019年2月 - mono / Oxygen Not Included / アイ

2月は転居したりインフルエンザにかかったり、その他にもいろいろと忙しくてエンタテインメントを楽しむ暇というのが全然無くってブログも全然という感じでした。なんか知らないけど見たい映画って溜まるときにはやたらと溜まる傾向にあって、『ファーストマ…

2019年1月 - ゾンビランドサガ / トクサツガガガ / 七花少女 他

ゾンビランドサガ C95 で、壁際ではない中の方のお誕生日席なのに行列ができていて通れないという経験を3回ぐらいして、なんだろうと見てみたらどれもゾンビランドサガだった、という経験をした。ヴィンランドサガじゃないんかい、っていうツッコミ待ちとし…

『映画 刀剣乱舞』 - ヒーローとしての刀剣男士

「映画刀剣乱舞」特報 時代劇というジャンルは廃れつつあるのだろうと思うし、自分もほとんど見たことがないが、結局のところ刀を使った派手な立ち回りと、筋の通ったヒーローの活躍というものは、この国では世代を越えて好まれるのだろうと思う。顔のいい男…

『平成ネット史(仮)』 - それぞれに自分のネット史がある幸福

www4.nhk.or.jp 自分は落合陽一と同い年なので、ということは平成とも同い年みたいな感じで、だから平成ネット史というのは、自分が産まれてから今までを振り返るのと、ほぼ等しい話になる。実際に自分がインターネットに初めて触れたのはおそらく小5か小6な…

2018年12月 - C95 / 3月のライオン / 象られた力 / never 他

コミックマーケット95 平成最後のコミケだそうです。言われて気付いた。まだ平成の終わりと言っても、まだもう少し時間あるでしょうとなんとなく思っていたけれど、あと4か月に気付けば迫っていて、来年の夏コミの頃にはもはや新元号という。早いもんですな…

『SSSS.GRIDMAN』 - 君を退屈から救いに来たんだ

以前に書いた通り、 自分は電光超人グリッドマンをリアルタイムでは見ていなかった んだけど、それでも楽しめる作品だったというか、グリッドマンに限らず、かつて特撮ヒーローに憧れて、日常が塗り変わる光景を夢描いたすべての人たちに送られるような、そ…

2018年11月 - 仮面ライダーオーズ / ドリフターズ / Drop feat. 初音ミク 他

今月はあんまり余裕がなくて停滞気味でした。COMITIAと文フリに行きたかったのに断念してしまったけど、行けばよかったなぁという後悔。神田古本まつりには行ったけど。 仮面ライダーオーズ www.youtube.com 仮面ライダージオウのオーズ回。改変された世界で…

『ANEMONE』 - エウレカセブンとは何だったのか

映画 『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 本予告60秒 重かった。封切り日初回上映が終わるぐらいのタイミングのTLは、それなりに絶賛の声が上がっていて驚いたのだけど、自分はこの映画を終わるなりすぐ絶賛できるような心情にはなれ…

2018年10月 - 文字渦 / SSSS.GRIDMAN / 九月の夜の鯨 他

円城塔『文字渦』 文字渦作者: 円城塔出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/07/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 円城塔による悪ふざけと言ってしまうと軽いが、ここまで徹底した悪ふざけもそうそうないし、突き詰められた遊びというも…

内藤泰弘『血界戦線』 - Hello, world !

今更ながら、アニメ『血界戦線』第1期を Amazon Prime ビデオで見終えた。春ぐらいからチビチビと、チビチビと、終わらせたくない思いで少しずつ楽しんでいたけど、ようやく見終えた。これはここ数年で最高のアニメだった。自分にとって。 自分の好きな作品…

仲谷鳰『やがて君になる』 - 恋と理屈

恋は心でするだとか本能でするだとか、とかく考えても頭でどうしようかと思い描いてもその通りにはならないものであり、ままならないから恋なのだというのはよく言う話ではある。もうすぐ『とらドラ!』の Complete Blu-ray BOX が出るわけだけど、あのアニ…