the world was not enough

物語偏愛者の詭弁と戯言

2021年4月

ゴールデンウィークと言っても特にやることなくて、去年の GW は何やってたっけなって思って日記開いてみたらやっぱり何もやってなかったな、みたいな感じ。温泉ぐらいどこかのタイミングで行きたい、そろそろ、って思う。

4月。アニメの開始月ですね、ってことでまだ何見るかも絞り切れてないんだけど、今のところ『SHAMAN KING』『ゴジラS.P <シンギュラポイント>』『ゾンビランドサガ リベンジ』『86 -エイティシックス-』『SSSS.DYNAZENON』『シャドーハウス』あたりに手をつけている。


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マンキン」は講談社に版権移行後は『SHAMAN KING』表記になったってことでいいのかな。木曜夕方のテレ東でジャンプアニメをやっている、という感覚自体が懐かしすぎるし、それは狙っていたのでしょうと思っている。昔は NARUTO やってたり銀魂やってたりしてたものよのぉ、と。テニプリヒカ碁やってたのは水曜でしたっけ。旧マンキンもそっちだったのかな。今回は計4クール予定ということで、途中からはほぼアニメオリジナルの展開と言ってよかった旧マンキンよりもなんと話数としては少ないわけだけど、20年前の漫画原作のアニメをテレ東夕方に流す、ということを考えると取れた枠としては十分なのかなという気はする。おかげでテンポがだいぶ速いが、むしろ漫画序盤は「蜥蜴郎のエピソードだけで丸1巻使う」なんていう、よく考えればだいぶ贅沢な尺の取り方をしていたとも言えるわけで、1か月でオーバーソウル修得まで到達するのは悪くないんじゃなかろうか。その分、前回アニメ化に至らなかった「恐山ル・ヴォワール」や、真・完結編のあたりにガッツリ尺を回してもらえると嬉しい。このペースだと1クールの間に道家編まで終わるのではないだろうか。


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ゴジラS.P』は家に録画機材が現状存在しない関係上、 Netflix をわざわざ契約して見始めた。『SSSS.DYNAZENON』とあわせて特撮由来のアニメが2本あるという希有なシーズンで、どちらもクオリティが高くて Good。ついでに本来であれば『ゴジラ vs コング』もあったはずだったんですよね、今月は。まぁ仕方なし。

ゴジラS.P』は、こちらの円城塔インタビューがめちゃくちゃいい仕事してるんで、円城ファンの方々はぜひ読んでください。アニメのほう、今のところは楽しいな、というか、円城塔ゴジラ扱ったら確かにこうなるな、という納得感がすごくて、ゴジラ見ているというよりは円城塔のアニメを見ているという感覚が強い。1話目だったかな、ユンが警察に事情聴取受けるときに、自分が喋るより正確だからと言ってスマホの AI に喋らせようとするところで僕は完全に掴まれました。僕は円城ファンなのでそれで楽しいけど、ゴジラファンの方から見ていてどうなのかなというのも気になる。ジェットジャガー出してきたりとか、過去作のオマージュのちりばめとかで楽しめていそうな気もするが。最近のゴジラってこう、庵野が料理したらこうなる、ハリウッドが本気で料理したらこうなる、みたいなフランチャイズ感がある気がしますね。

『SSSS.DYNAZENON』はいずれ単独エントリー書くと思うので割愛。前作の雰囲気踏襲しつつ、キャラの絡み方には変化があって好きです。『ゾンビランドサガ』『シャドーハウス』はまだちゃんと見れていない。『86』はヒトリエの主題歌目当てで取りあえず見てみて、主題歌も内容もよかったんだけど、どう考えても悲劇的なシナリオしか頭に浮かばないので、この先を見るかはちょっと躊躇している。

Image from Gyazo

本はこのあたりを先々週買ったりして、今はケン・リュウ『宇宙の春』をゆっくり読んでいる。いい。すごくいい。

あと、コトヤマ『よふかしのうた』が期間限定で6巻まで無料公開されていたので全部読んで7巻を買いました。いやーーーーー……刺さる。何に? 性癖に? 内容全然知らなかったのだが、なんとなく学校に行けなくなってしまった中学生が夜更かし、夜歩きを初めて、そこで吸血鬼の少女なずなに出会って話が転がっていく。夜、という自由に憧れ、自分も吸血鬼になりたいと願うわけだが、ファンタジーよろしく吸血されれば即、自分も吸血鬼になれるわけではなく、「その吸血鬼に恋をしている」状態で血を吸われなくてはならなくて、恋を知らない少年が、同じく恋を知らない少女を「好きになろう」とする、なんだろうね。逆ラブコメというか。「好き」が始まりではなく、終わりに置かれたラブコメ。他人との距離というものを様々に経験し、いろんな人と出会いながら、その中で「好き」「恋」にあたる距離ってどれなんだろうって探っていく、こんなもの少年サンデーで少年読者に読ませて大丈夫かみたいな甘酸っぱさと苦さと、ちょっとだけのエロスが満ちている。ちょっとだけと書いたけど属性的にその手の人にはすごく効くと思う。僕には結構致命傷な感じ。その一方で、そういった恋だとかなんだとかを大人の目線などからメタ化して茶化す要素や、別にいいことばっかりでもないんだよ、という視点も入っているので、別に気恥ずかしくはならないバランス感がいいですね。真面目っぽく書いたけど、そこまで真面目な漫画ってわけじゃないよ、というのもポイントだと思う。


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名探偵コナン 緋色の弾丸』も見た。コナン映画は『ゼロの執行人』以来ファンです。実写アクション映画にそれほど予算を割けない本邦において、ハリウッドのような大スペクタクル映画のポジションはコナンシリーズが担うに至ったんだなと解釈している。……一応ジャンルがミステリーだったことはこの際忘れておこう。

それと同時に、様々な勢力が乱立して、いくつかの人間関係がゆっくりではあるが次第に変化してきた、そういった原作における背景も要所要所にちゃんと落とし込みつつキャラクターを動かしているのがポイントなのかなと。灰原哀が今回注目されているようだけど、僕もラストのコナンと灰原のやり取りが一番心に残った。