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そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

財布を紛失してからリカバリープランを実装するまで

ガジェット

夏の終わり頃に、生まれて初めて財布を失くしました。自分でも意外ではあったんですが、そこまで大きな精神的ショックは受けず、クレジットカードを勝手に使われるような実被害もなかったので、金銭的損失はそのとき財布に入っていた数千円+財布代で済んだのが不幸中の幸い。ただもろもろとリカバリー処理が面倒で、そちらの方でだいぶダメージを受けました。

自分は本職ITエンジニア、エラーや失敗、障害というのは「起こりうるもの」と想定してリカバリプラン等を立てるのが常ですが、思えば財布に関しては何もやってなかったなぁと思ってちょっと見直した次第。

クレジットカードからデビットカードへ移行

これまで、まぁポイント目的というのもあってクレジットカードを積極的に使っていたんですが、これって失くしたときにもっとも面倒なものの一つなんですよね。拾われて悪用される可能性がある、という点も厄介ですが、それ以上に面倒なのは水道光熱費のような定期的な支払いに使っていたりもしたので、支払い方法変更の手続きが大掛かりになり、またそれが受理されるまではコンビニで現金支払する羽目になったことです。

そもそもにしてクレカは面倒だなぁという思いは以前からちょっとありました。学生時代の終わりにポイントというのに釣られて使い始めたものですが、実質的に借金なので「今自分が実際には幾ら持っているのか」が掴みづらいし、用途に応じて複数枚使い分けたりもしていたので、管理の手間がありました。

そこで財布紛失後、キャッシュカードの再発行をしたときに、デビット機能付きのオプションを選べることに気付き、「これでいいんでは」と思い普段遣いはデビットカードに切り替えました。別に現金払いでいいんではという気もしますが、大金持ち歩くのも嫌だなというのがあったり、月に何度もATMに駆け込むのも嫌なので、カード払いがやはり楽です。利点は結構多いです。

  • 給料日に口座残高を一定額に維持し、余剰分を貯金へ回す運用をしているので、月にデビットカードが引き出せる額は一定になります。従って使いすぎることがない。
  • 借金ではなくその場での支払いなので、先程挙げた「今自分が実際には幾ら持っているのか」はつかみやすくなった。
  • デビットカードの使用額が、メインバンクの「月x回ATM手数料無料」の条件になっていたので、ATMも使いやすくなった。

代わりにクレカのような高い率でのポイント付加は無くなりましたが、どうせ微々たるものだったので、これら利点には変えられないなぁと。

またクレジットカードを完全に使わなくなったわけではなく、「定期的な支払い」は相変わらずクレカのままです。ただし、そのカードは家に置きっぱなしにして、紛失リスクを抑えることにしました。定期的な支払いはほぼ金額が一定なので、毎月ほぼ決まった金額がクレカから出ていっていると考えれば、「今幾ら持っているか」に悩むことも減りました。

MAMORIOの導入

MAMORIOというIoTサービスがあります。小さなプラスチック製のタグを手持ちのスマホBluetoothでペアリングしておくことで、このタグとの通信が切れたとき、スマホアプリが通知でタグの「紛失」を知らせてくれるというサービス。タグは小さくて穴も空いているので、キーホルダーに付けたり財布の中に入れたり、いろんな使い方が出来ます。

面白いのがこのMAMORIOタグの紛失「後」で、クラウドラッキング機能をONにすると、他のMAMORIOユーザーのスマホの通信圏内にタグが入ったときに、その場所を通知してくれます。つまり失くしたタグを「みんなで探す」ということ。最近では東急がMAMORIOを導入し、MAMORIO付きの落とし物があると、ユーザーに「駅で預かっている」ことが通知するようにしているみたいですね。

ASCII.jp:東急電鉄、「MAMORIO」活用の忘れ物通知サービスを渋谷駅で試験導入!

このサービス、目のつけどころが面白いし確かに役に立ったんですけど、何分「常にスマホBluetoothで通信する」必要があるので、スマホの電池がガクガク減ります。というわけで最近はONにしている頻度がだいぶ少なくなりました。サービス自体は悪いものではないと思うんですが、バッテリー持ちの良いスマホじゃないと結構辛いかなと。

あとは失くしたときに備えて、カード停止用の電話番号は常にスマホに入れとくとかですかね。ああ、あと地味に役立ったのはオンラインバンクで、キャッシュカード失くしてすぐ、その銀行口座の残高を全部他の口座へ移したりとかしました。その場で残高見られる、お金を操作できるってのはいいですよね。

なお、財布はエムピウのmillefoglieをずっと使っていて、紛失後もまた同じのを買いました。これ、すごく使い心地がいいので手放せないのです。革をまた一から育てることになったのが、ちょっとさびしい。

参考:普及しきったものにこそイノベートを - そのねこがうたうとき