読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

What a Wonderful World Line

サブカル

これ去年の藍井エイル武道館公演で『サンビカ』を聴いたあとのツイートだけど、無事に今回divine聴けたのでそろそろ寿命かもしれないです。というわけでfhánaの2ndツアー『What a Wonderful World Line』最終公演に行ってきた。

fhánaは今年『虹編め』のリリイベで豊洲で聴いて以来。何度聴いても率直に思うのは、towanaちゃんあの小さな身体でなんであんなにもパワフルに歌えるんですかねぇ……。昨日のセトリ、序盤から虹編め、コメルシ、tiny lamp、divine〜とガッツリアゲていく感じだったけど、もう完全にあの歌声で持ってかれた。最高だった。でもそんなパッキリと演奏をキメて来る一方で、MCは程よく力が抜けていて、あのバランス感がとても好きだなぁと。

セトリに関しては文句ないんじゃないですかねぇ。さっき挙げた通り序盤のぶっ飛ばし感も物凄かったけど、『Critique & Curation』やってくれたので佐藤さんの歌が聴けたのも良かったし、トーク後にメジャーデビュー曲である『ケセラセラ』を披露、その後『Cipher』などの時系列としては古めの曲を続けていく流れはなんとも言えぬ中盤でした。アンコールに『Outside of Melancholy』入れてくれたのも最高である。

VOCALOIDとfhána

『Cipher』、そもそもは佐藤さんがFLEET名義で出していたボカロ曲なわけで、なんだか自分がfhánaを好きなルーツはだいぶ根深いなと改めて意識した。自分がアニソンアーティスト(という括り方は語弊があるとは思うが)のライブに行くことってそんなに多くはないのだけど、なんでfhánaは、っていう理由の中にはこれがあるかもしれない。

あるいは自分のCDラックにはそらいろくらぶの『telescope』があったりもする。だから自分にとってはfhánaの和賀さんというよりはyuxukiさんと言った方がしっくりきたり。

初期のボカロPが今では自分のバンドやグループで活躍している例、もはやヒトリエlivetune、米津玄師などを挙げるまでもなく山のようにいるわけだけど、fhánaも元々はそういう文脈があったのだなと思う。だから好きというわけではないが、s10rw界隈あたりをよく聴いていた自分が、ここに行き着くのは必然だったのかもなと(佐藤さん、whooさんのCDで歌ってたことあるし)。

世界線を超えて

今回のアルバムとツアーのタイトル、なんと素晴らしき世界線、ということにはライブ中のMCでも触れられていたけど、fhánaの楽曲には「世界線」という考え方はよく出てくる。デビュー曲の『ケセラセラ』でも「未来のことはわからないけれど、今ここにある奇蹟は僕のものと信じてる」と、未来がいくつもの世界線に分かれていくかのような言葉がある(森見作品EDでこの言葉)。1st ALの『Outside of Melancholy』にしたって、「幾千回ものループを繰り返し今ここに辿り着いた」んだ。

でもそうやって過去や未来が幾重もの世界線に分かれている、何度もループを繰り返していると語る一方で、『divine intervention』では「守るものならば生まれる前から知ってるから」と歌い切る。あの力強さがたまらなく好きで。生まれる前にどんなループを繰り返していても、そこだけは揺るがないのだというこの言葉。個人的にはここ数年のアニソンでしばらくNo.1の座が揺るがないと思う。だから聴けてよかった。本当に聴けてよかった。

fhana What a Wonderful World Line Tour 2016 (Zepp DiverCity 追加公演) セットリスト&レポート (Air-be blog)

セトリと関連ツイートを載せておられるブログ。結構いろいろすごい人来てる。。。