the world was not enough

物語偏愛者の詭弁と戯言

アニメ

『ギャラクシーエンジェル』 - ニチアサにブロッコリーアニメを見て育った世代の話

『ギャラクシーエンジェル』*1の各種動画配信サービスでの見放題配信が今月いっぱいで終わるということで、つらつらこちらのツイート(スレッド)を参考に、いくつかの回を見ていたのだけど、これが日曜日の朝9時半からやっていた世界ってどんな世界だったん…

MANGA 都市 TOKYO - 幾度も作り直される都市を物語の中へ遺すこと

パリで『MANGA ⇔ TOKYO』が開かれていた2018年当時、なぜこれを日本国内でもやってくれないのだろうと純粋に思っていたのだが、実際に足を運んでみると、これは国外向けに作られたイベントであったのだろうという、至極当たり前のことに気付かされた。 イベ…

2020年7月 - デカダンス / ハイキュー!! 終章 / USG 2020 "LIVE (in the) HOUSE" 他

最終話ネタバレを含めた『ハイキュー!!』の話を最後に配置しているので、ご注意を。 デカダンス TVアニメ「デカダンス」本PV 2話が分水嶺で、そこまで見ればハマる人はハマるし、ハマらない人はハマらないだろう。とにかく損はないので2話見てほしい。1話で…

2020年6月 - シャーマンキング / ツインスター・サイクロン・ランナウェイ / 新言語秩序 他

武井宏之『シャーマンキング』 『SHAMAN KING』特報PV 原作は連載打ち切り後に、完全版にて単行本1巻以上を描き下ろして完結という、週刊少年ジャンプでも類を見ない大団円を見て、その後始まった続編『FLOWERS』は雑誌休刊に伴う打ち切りという憂き目に遭う…

2020年5月 - 夜を乗りこなす / あらゐけいいち短編 / Tales from the loop 他

サカナクション『#夜を乗りこなす』 新型コロナウイルスの流行以来、家でも楽しめるようにとコンテンツを無償公開する動きが相次いでいる。アーティストによっては、今は売上が苦しくてむしろお金が欲しいときだろうにとも思うのだが、そんな中で無償で、と…

2020年4月 - かくしごと / THE ELECTRIC STATE / あつまれ どうぶつの森

アニメ『かくしごと』 TVアニメ『かくしごと』ノンテロップED映像 実家のような安心感を覚えた。第1話本編で代官山蔦○に集う「おしゃP」を「怖い怖い!」って言っときながら、 ED で『君は天然色』オリジナルをさらっと流してくるオシャレっぷりにゲラゲラ笑…

2020年3月 - 薄明の翼 / LOVE AND DEVIL / フードコートで、また明日。 他

COVID-19 の影響でチケットを取っていたライブは2本中止になり、行きたかった東博の『出雲と大和』は会期途中で中断され、まぁなんとも散々だった3月。家での読書やゲームが捗りそうな一方で、よく行く映画館、ライブハウス、カフェなどが経営危機を迎えない…

2020年1月 - 映像研には手を出すな! / マイ・ブロークン・ワカコ / 終末の惑星 他

単独エントリーで書きたいと思っている爆弾コンテンツが年始から多くて大変。 Tokyo 7th シスターズ EPISODE 5.0 『Season of Love』だいぶ大変なことになってません??というのは来週完結次第書く予定。テッド・チャン『息吹』は全然まだ途中なんだけど今…

2019年11月 - スパイダーバース / ポケモンシールド / ヒトリエ 他

Tokyo 7th シスターズがサブスク解禁されて、最近は Spotify でそればっかり聴いている。好きな曲をポチポチと Like して、それを頭から順にずっと。もちろん CD は持っているんだけど、 CD の音源は Google Cloud Music に上げているので、アプリを使い分け…

シュノーケル『波風サテライト』

今年は NARUTO / BORUTO シリーズ 20 周年らしくて。それで先月『NARUTO to BORUTO THE LIVE 2019』というシリーズ総決算みたいなイベントがあって、行ったんですよ。別に特に NARUTO 大好きというわけではなくて単なる付添いで。自分はジャンプ派なので子ど…

2019年9月 - Lifetime / 地球へ… / Dr.STONE 他

クリスチャン・ボルタンスキー『Lifetime』 ボルタンスキーを見に行くのは3回目だった。最初が2016年に東京都庭園美術館で行われた『アニミタス ー さざめく亡霊たち』で、2回目が同年開催の瀬戸内国際芸術祭で訪れた「心臓音のアーカイブ」。後者のリハーサ…

2019年8月 - 令和最初のコミックマーケット、そして大阪へ

8月は夏コミだったわけですが、これが令話最初のコミックマーケットであり、再来年まで開催されない夏コミであり、初となる4日間開催、青海展示場と南展示場を活用したコミケといういろいろとメモリアルなそれでした。まぁなんか記念にという気持ちもあって…

『天気の子』 - 「世界の在り方を変えてしまう」ことと、世界の中で生きていくこと

ネタバレありの感想です。 映画『天気の子』後報 鑑賞後に明確なカタルシスが得られた『君の名は。』と違って、『天気の子』を観終えた瞬間はモヤッとした感情で包まれた。カタルシスが一切ないわけではなく、積乱雲の中での二人のやり取りのシーンではほろ…

2019年7月 - 三体 / 0706作戦 / FUJI ROCK FESTIVAL '19 他

劉慈欣『三体』 三体作者: 劉慈欣,立原透耶,大森望,光吉さくら,ワンチャイ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/07/04メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 中国で三部作合計2100万部を売ったモンスターSFとして発売前から話題で、とりあえず買っと…

『ガールズ&パンツァー最終章 第2話』 - そして誰が大洗を打ち負かすのか

『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話上映中PV 知波単学園ver.(60秒) 第2話を見てハッキリしたというか、自分の場合はハッキリと自覚したことがあって、今回の最終章、一番の注目点は「誰が大洗を打ち負かすのか」という点にあると思う。より正確に言えば、…

『プロメア』 - 2クールアニメを2時間に濃縮したような熱気と狂気

最初に書いておきますが、ネタバレはしないですけどある程度作品の構成などに言及はするので、鑑賞前に一切何も知りたくない場合には読まないことを推奨します。 見終わって映画館を1歩出たときに、満面の笑みで頭空っぽにして「楽しかった〜〜〜〜〜」と身…

2019年4月 - きのう何食べた? / キャロル&チューズデイ / Roid -ロイド- 他

今期は『キルラキル』と『けいおん!』の再放送があり、渡辺信一郎監督作品があり、幾原邦彦監督作品があり、というところで4枠も埋まってしまったので以上です、ありがとうございました、という気分です。この2監督の新作が見られて、再放送とはいえ TRIGGE…

2019年1月 - ゾンビランドサガ / トクサツガガガ / 七花少女 他

ゾンビランドサガ C95 で、壁際ではない中の方のお誕生日席なのに行列ができていて通れないという経験を3回ぐらいして、なんだろうと見てみたらどれもゾンビランドサガだった、という経験をした。ヴィンランドサガじゃないんかい、っていうツッコミ待ちとし…

『SSSS.GRIDMAN』 - 君を退屈から救いに来たんだ

以前に書いた通り、 自分は電光超人グリッドマンをリアルタイムでは見ていなかった んだけど、それでも楽しめる作品だったというか、グリッドマンに限らず、かつて特撮ヒーローに憧れて、日常が塗り変わる光景を夢描いたすべての人たちに送られるような、そ…

『ANEMONE』 - エウレカセブンとは何だったのか

映画 『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 本予告60秒 重かった。当初、正直期待は半々だった。『ハイエボリューション 1』がほぼほぼ単なる総集編であり、ハイエボという作品でやろうとしていることが見えなかったことによる不安。一…

2018年10月 - 文字渦 / SSSS.GRIDMAN / 九月の夜の鯨 他

円城塔『文字渦』 文字渦作者: 円城塔出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/07/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 円城塔による悪ふざけと言ってしまうと軽いが、ここまで徹底した悪ふざけもそうそうないし、突き詰められた遊びというも…

内藤泰弘『血界戦線』 - Hello, world !

今更ながら、アニメ『血界戦線』第1期を Amazon Prime ビデオで見終えた。春ぐらいからチビチビと、チビチビと、終わらせたくない思いで少しずつ楽しんでいたけど、ようやく見終えた。これはここ数年で最高のアニメだった。自分にとって。 自分の好きな作品…

仲谷鳰『やがて君になる』 - 恋と理屈

恋は心でするだとか本能でするだとか、とかく考えても頭でどうしようかと思い描いてもその通りにはならないものであり、ままならないから恋なのだというのはよく言う話ではある。もうすぐ『とらドラ!』の Complete Blu-ray BOX が出るわけだけど、あのアニ…

アニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』 - キラめきの在り処

スタァライト、されちゃいました。 キービジュアルを見て、何か惹かれるものがある作品だなと思っていた。聴けば監督は古川知宏で、ということは幾原邦彦の系譜なわけで、言われてみれば騎士風の衣装に剣を持った少女たち、意味がわかるようでわからないよう…

映画『ペンギン・ハイウェイ』 - 世の果てへの旅

映画『ペンギン・ハイウェイ』 予告2 石田祐康監督とスタジオコロリドが手がける初の長編タイトルが『ペンギン・ハイウェイ』になったと知ったときは、これほどまでにマッチする組み合わせがあったものだろうかと、快哉を叫びたい気分だった。石田監督がこれ…

2018年7月 - ナナシス武道館ライブ / メイドインアビス / 自宅でFUJI ROCK 他

Tokyo 7th シスターズ メモリアルライブ『Melody in the Pocket』 武道館を出たぐらいのとき、わちゃわちゃとした人の群れの中から「ナナシスはアニメをやっていないのに、これほどの物語性を持って、エモいライブを作れるというのはすごい」というような話…

細田守『未来のミライ』 - 親のいない場所で子どもが成長すること

「未来のミライ」予告 あまり見るつもりがなかったものの、冒頭に流れる予告編の中で『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の特報がゲリラ的に公開されていると聞き、急遽見てきた。急遽というのは本当に急遽で、たまたま映画館の近くにいたとはいえ、エヴァの情…

『ニンジャ・バットマン』と『天の光はすべて星』から見る中島かずき

『ニンジャバットマン』本編冒頭映像 特に意識していなかったのだけど、中島かずきフィーバーがなんとなく自分の中で起きている。日曜に中島が脚本を書いている映画『ニンジャ・バットマン』を見て、月曜には中島が解説を寄せているフレデリック・ブラウン『…

『HUGっと!プリキュア』- 誰だってヒーローになれる

【ニュース】『HUGっと!プリキュア』第20話よりあらすじ・先行場面カットが到着!キュアマシェリ&キュアアムールの変身シーンに注目! #precure #プリキュア https://t.co/RLprr4xO8r pic.twitter.com/Mg8iEbd6Wt— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes)…

『リズと青い鳥』 - TVアニメの豪華版ではない、映画として完成されたアニメーション

『リズと青い鳥』ロングPV たまこラブストーリーのときも、京アニが作る映画やべーなと思ったけど、本作は確実にそれを越えてきたし、京アニの映画はもはやアニメ映画を語る上で、いや映画そのものを語る上でも外すことができなくなってきているように感じる…