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そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

新ジャンル、ペデストリアンデッキ萌え

本当に新ジャンルなのかは知らんが、ざっとググった感じだと同好の士は見つけられなかった。私自身も最近自覚したばかりではあるが、ペデストリアンデッキに萌える。たぶんインターチェンジ萌えとか工場萌えとかの亜種だと思うんだが、それらよりも断然ペデストリアンデッキが好きだ。

そもそもペデストリアンデッキってなんぞやって話だが、読んで字のごとく大きな駅とかに設置されている歩行者用の空中回廊のことである。大宮駅とか、三鷹駅とか、聖蹟桜ヶ丘駅とかにあるアレ。駅から地上に降りることなく、ともすれば屋根付きで雨にも濡れることなく目的地までたどり着けちゃったりするアレ。あれがすげー好き。初めて降りる駅で大きなペデストリアンデッキとかがあると本当に萌える。見た目がどうとか言う話より、構造的に萌える。設計的に萌える。歩車が完全分離されていて、駅前主要目的地を見事に網羅していて、街と鉄道とが渾然一体となったあの美しさ。萌える。

ペデストリアンデッキは単独で作られるものではない。まず駅が必要。しかも高架。地上駅にわざわざ付けてもめんどいだけ。高架が必要。そしてその上で、駅周囲の建物と結ばなくてはならない。だから街ぐるみでの設計が必要。各ビルと共に設計していく必要がある。さらにバスも。大抵のペデストリアンデッキは、その下にバスロータリーが設けられていて、デッキから直通でバス乗り場へ向かうことができる。まさに計算され尽くした建築。本当ヤバい。

東京だと、京王線の駅に素晴らしいペデストリアンデッキが多い。まず南大沢。駅前から首都大学東京まで直通のデッキなんだが、その途上に三井アウトレットパークが設けられている。デッキの上にアウトレットパーク。正直意味がわからない。あの辺りは山が多い地形なので、ペデストリアンデッキの設計がすげー重要なんだと思う。単なる「通路」ではなくて、要は複雑な地形に代わる「第2の地表」としてペデストリアンデッキが機能している。機能美。南大沢とか遠いしよくわからん土地だけど、このペデストリアンデッキを体験するためだけに行く価値がある。まぁアウトレットパークもあるし、肉のテーマパークたるミートレアもあるし。南大沢以外にも、聖蹟桜ヶ丘とか多摩センターとか府中とか、京王線のペデストリアンデッキはレベル高いものが本当に多い。

一方で都心部は土地が少ないからか、あるいは古い駅が多いためか、あまり魅力的なペデストリアンデッキがない。推すとすれば大崎駅。駅前の複合施設「ゲートシティ大崎」の2階部分から、ペデストリアンデッキが直通で結ばれている。とかくゲートシティが美しいのと、そこから一直線に改札まで向かえる構造が素晴らしくて、ここだけは認めざるを得ない。でもそれぐらい。都心はもっとペデストリアンデッキを設けるべき。

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↑この奥の小さく見えるエスカレーターが、↓外まで続いてる。ロマン。

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なんか、久しぶりに趣味全開でブログ書いてみたけど、もっと同好の士はいないものかしら。工場萌え写真集があるぐらいだから、ペデストリアンデッキ写真集も出たらいいのに。あ、でも、ペデストリアンデッキは実際に現地に行って、その機能美を体験しないことには意味がないんだよなー。関東のペデストリアンデッキ全制覇とか、いつかやってみたいもんだ。