はてな、好き?

僕ははてなが好きなのか

約1年ほど、いろんなはてダやら、ブクマページやらを眺めてきました。始めのうちは、はてダで披露される知識、考察の数々や、ブクマコメントのツッコミに「うわっ、何はてなって!? 頭よさげ!」とか素直に感動していたわけです。ブログと言っても、一言二言他愛もない日常生活を書いているものが散乱している中で、はてなという世界はとりわけ「知的」に見えていました。

ところが「時の経過」や「慣れ」というのは怖いもので、読んでいるうちに、「知的」に疑問符がつくようになります。ささいな揉め事。ネガコメ問題。妙な「村」意識。知的なふりして実は中身がないエントリ……。「ひょっとして、はてなって大したことない?」

この現象は2ちゃんねるに通じるものがあるように思う。あそこも初めて覗いてみたときには、その知識・情報の多さに度肝を抜かれることがままある。でも、しばらくいるうちに、それらの知識・情報はあくまで2chの中で共有されているだけのもので、別にねらーの頭脳自体はそれほどのものでもない。「情報の飽和」はインテリに見えやすいんですかね。

まァ実際「インテリ」も、「インテリ気取り」も多いと思われるはてな。傍から眺めている分にはいいのですが、どうにも中に飛び込んでいく勇気が沸いてこない。「村」みたいな集団意識があるとこに新参が入りづらいというのも理由のひとつ。こんなとこで俺みたいなのが発言したら、徹底的に「インテリ」に叩かれて追い出されそうだと思ったのがもうひとつ。いや、別に「叩き」を悪いと言うつもりはないけれど、なんとなく、近寄りがたい。

だから、「はてなが好きか」と言われても、迷わず「好き」とは言えない。なんかキモイよ!

「キモイ」場に入っていくこと

そんなわけで僕は、はてなについてはずっと言わばROM専状態でした。でも一方では「何かを書きたい」欲求もあった。その欲求を吐き出す場として、主にmixiをこれまで使っていました。はてなを眺め始める前にアカウントを取っていたもので。

でもmixiは物足りない。どうせ見てくれるのはほとんど身内だけだし、あまりにクローズドな空間すぎる。知らない人の日記を読みに回ったりもしたけど、内輪ネタな日記が多くって、たまに「社会派」気取りがいたとしても、mixiニュースを元にしたいかにもしょっぱい文章ばかり。

ここで書いていても仕方がないのかな、という思いが徐々に芽生えていった。mixiは確かに、非常に優れた側面を持ったサービスだとは思います。内輪でわいわいやるにはもってこいだし、大衆向けのネットサービスでありながら、「エコー」やら「年賀状」やら、次々に新しいものを取り込んでいく姿勢にはすごく好感が持てる。でも、僕がいたい場所はここじゃなかった。ブログの方が、より多くの人に見てもらえる。賛否両論、いろんなコメントがもらえる可能性がある。そういう場に飛び出してみたかった。

じゃあ、どのブログにしよう。そう考えたとき、自然に選択肢は「はてダ」に絞られました。や、キモイ。確かにキモイとは思うんですがね。だけど、そのキモイ場で、実際自分がどう動くことができるのかに興味があった。外面だけ見て「キモイキモイ」言って敬遠してても始まらない。まァ取りあえず、中に入ってみようじゃねェかと。

てわけで、1週間ほど前にアカウントを取りました。

そして、はてダを始めてみる

ついに今日、はてダを始めます。果たして自分のブログがどっちの方向に進むのか。というか相手にされるのか。まったく相手にされず終わる可能性もある。そしたら僕はそれまでということで諦めるけど。まァ、しばらくは楽しんでみます。

基本的に音楽とWebが好きでたまらない人間なんで、そっち関連のエントリが多くなるかもしれません。あまりブログの「色」とか意識しすぎずにやっていくつもりですが。

さて、それではまず、「はてな記法」でも覚えるとしますかね……。