そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

人生を変えられたというか、狂わされたというか

Photo

自分と同年代ぐらいで馬越嘉彦が好きだという人は結構多いんじゃなかろうか。幼少期におジャ魔女を経験していて、あの独特の絵柄が染み付いていて、その懐かしさからハトプリにも手を出した人。多くの人の人生を変えたアニメーターの一人、だよなぁきっと。

自分は基本的にプリキュアを見てはいないのだが、ハートキャッチのときだけはなんとも心惹かれたものです(結局断片的にしか見なかったけど)。単純に馬越さんの絵が綺麗でかわいくて、それでいてカッコよくてというのもあったけど、やっぱり一種のノスタルジアというか、同じ時間帯でかつて目にしていたキャラクターデザインが帰ってきたというのが嬉しかったんだと思う。

それからまた数年を経て、改めて今回の原画集でハトプリとおジャ魔女を見比べることになったわけだが、当時「おジャ魔女がそのままプリキュアになった」と捉えていたのは、ちょっと違ったかなと思い直している。当たり前だが絵は明らかに洗練されていて、単に「幼児向け」としての絵柄であったおジャ魔女に比べ、ハトプリはプリキュアの特徴の一つであるアクション要素をきちんと取り入れていて、かわいいのにカッコイイのよね。あとハトプリ独特のハイライトたっぷりで明度高めのキラキラとしたキャラクターたちがなんともたまらんス。悲しみを湛えたプリキュアであったムーンライトとか、馬越さんならではのキャラクターだったよなぁ、と。

たぶんアニメーターの原画集買ったのは初めてだけど、馬越さんの描く女の子はコロコロと表情を変えていくあたりも魅力だと思っているので、いろんな設定資料やアニメの原画が見られたのは大変よかったです。