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そのねこがうたうとき

物語偏愛者の詭弁と戯言

そして再び、『Piece of Cipher』に巡り逢う

Piece of Cipher +とどいたー!

ボカロに興味を持ったきっかけは『ブラック★ロックシューター』で、決定的に好きなったのは『サイハテ』を聴いたときなのだが、CDを買ったりとかイベントに行ったりとか、本格的にボカロクラスタとして侵されていく決定的な1枚になった曲と言えば『Chaining Intention』だったりする。初めて行ったボーマスは4年前のボーマス9。もはや開催されることはなくなった蒲田のPioで、開幕するなりTreowさんのブースへ真っ先に向かったことを思い出す。そんなわけで、『Piece of Cipher』は俺にとって特別な1枚だ。

その1枚が、まさか4年の時を経て生まれ変わるとは予想もしてなくてだな。『Chaining Intention Re:verse MIX』が出た時も「え、今更リミックスがまた出るの!!?」という驚きがあったわけだが、ここで表題曲の「Piece of Cipher」も、「L'azur」もリミックスされるだなんて思ってもみなかった。これは本当に予想外の1枚で、これほど待ち望んだボカロCDは久しぶりで。

実際聴いてみると、あの頃と同じ旋律なのに、まったく違う音にニヤニヤせずにはいられない。4年間このグループを追いかけてきた人には通ずるだろうが、まさしくElektlyzeからELECTROCUTICAへの変化がこの1枚には詰まっている感じ。4年前、あの好き放題に引っ掻き回したような楽しくて仕方のない音が、実に上手くまとめられて綺麗に洗練されている。ああ、4年も経ったんだなぁということを嫌でも実感してしまうような、そんな1枚に仕上がっている。出だしの『Piece of Cipher』を聴いただけでもうね。全部わかるんですよ。ああ、これはもう最高の1枚だなぁってのが。あとはもう怒涛のようにCIから始まって、まさかの『あめふるはこにわ』で閉じられるまでノンストップです。

ELECTROCUTICAは、VOCALOIDとは絶妙な位置を保ったままここまで来たものだと思う。4年前に活躍していたボカロPで、今はもうボカロを使わずに音楽活動をしている人とか、そもそも表に出てこなくなってしまった人も少なくない。キューティカなんて最もボカロから遠ざかってもおかしくないと思うんだが、こうしてまたVOCALOIDを聴かせてくれるわけで。もうこれは、一生ついていくしかないんでしょうなぁ……。

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