今期は『キルラキル』と『けいおん!』の再放送があり、渡辺信一郎監督作品があり、幾原邦彦監督作品があり、というところで4枠も埋まってしまったので以上です、ありがとうございました、という気分です。この2監督の新作が見られて、再放送とはいえ TRIGGER と京アニのアニメが流れているクールってめちゃくちゃ豪華じゃないですか? おまけにこれら2スタジオ、映画では新作公開中、ないし間もなく公開という場面でもありますし。良くも悪くも好みがある程度固まってきて、この監督の、このスタジオのアニメがあったら絶対見る、という行動パターンになってきているのは感じる。
見たいけど見られていないのは『鬼滅の刃』あたりですかねぇ。あと『フルーツバスケット』は録画してます。ただ前回アニメ化のインパクトが強くてどうだろうなぁと思いながらまだ1話しか見ておらず。「ぐれさんが!!!!中村悠一!!!!!!!イケメン!!!!」「ゆきくんがちゃんと男の声してる??!!!!?!!」と1話だけでも混乱の嵐です。透は違和感なかったですね。全体的には違和感のないというか、ああああそう来たの??!!というキャスティングが目立つので見たいのは見たいんですけど。綾女が櫻井孝宏とか、慊人さんが坂本真綾とかはもうガッツポーズするしかないじゃないですか。いやーどうなるんだろ。やっぱ見なきゃか。
いつからか、この月間振り返りエントリーの中で「今月の1曲」というのを最後に貼っていましたが、考えてみれば最初に貼っておいたほうが、聴きながら読んだりしてもらえるのかなぁと思い立ち、最初に貼ってみようと思います。なんだかラジオ番組みたいですね。というわけで今月の1曲、 r-906 で『A rainy dancer』。
ドラマ『きのう何食べた?』
シロさんとケンジのおそろい💕マグカップ販売開始!☕️☕️
— きのう何食べた? テレビ東京ドラマ24 (@tx_nanitabe) April 19, 2019
お待たせしました!本日より販売開始です。詳細は下記のホームページよりご確認ください。#きのう何食べたhttps://t.co/T4gtDHKyJy
ビジュアル的に見るしかないでしょって感じのドラマ。おそろいマグカップ販売ってなんだよ、かわいいかよ。。
原作を知らないので、シロさんがちょっとキツイ性格かなぁみたいなの感じたりすることもあるんだけど、ケンジのかわいさと無茶苦茶美味そうなメシにすべてが吹き飛ばされていきます。内野聖陽、渋い役どころが多い役者なのでそういう見方しかしていませんでしたが、こんなにも可愛らしいムーブができてしまうとは恐れ入る。第1話を見たときはひたすらに「内野聖陽かわいい……」という感想しかでなくて、アラフィフのおっさんに対して何を言っているんだろうアラサーの自分は、という感じだったりしたのですが、年齢も性別も関係なく純粋に可愛い人は可愛いと言えるのは悪いことじゃないですよね。一方、台所で Panasonic の家電に囲まれて料理する西島秀俊は、どう見ても CM から出てきたようにしか見えなくて困るのですが、彼は彼で料理もできて仕事もできて顔も良い、なんだか理想的な中年で、自分は果たして20年後にこうなれんのかなぁという想いがよぎります。シロさんがレシート突っ込むところが100均で買ったようなチープなアクリルケースじゃなくて、きちんとした木製の引き出しじゃない。ああいうところに生活感が表れていて。すごくいい家族、いい生活してますよね、彼ら。羨ましい。
テレビ東京のドラマ24と言えば『孤独のグルメ』シリーズでもおなじみの枠ですが、またも久しぶりに「週末夜はかわいいおっさんが美味しいごはん食べるところを見て癒やされる」という時期になりました。おもしろいもんだな。
『キャロル&チューズデイ』
火星百合音楽SF。良すぎませんか。テラフォーミングされた火星を舞台としている時点で、今我々がいるこの世界からは遠く離れた無関係な話に見えるけれど、でも彼女たちのスタートはおなじみ Instagram で、ネット上の Buzz から物語が転がり出す、という感覚だけが地続きで、だからこれは未来の話であるはずなのに、すぐそばで展開されている話にも見えてくる、そんな空気が心地良い。
正直今のところストーリーというよりは音楽がすべてを良くしている、みたいに思うところもあるけれど、それでもいいんじゃないかなとも思う。『サムライチャンプルー』なんかも、話が面白くてというよりはただただ気持ちいいから見ていたんだよな、と思う。楽曲提供に津野米咲や☆Taku Takahashiが出てきていて、今後どんな人がさらに名を連ねていくのかも楽しみなところ。
詩野うら『有害無罪玩具』

- 作者: 詩野うら
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/02/12
- メディア: コミック
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Twitter でバズった少し不思議な SF マンガ短編をきっかけとしてまとめられた1冊。
SF 好きをある程度フォローしているので、その人たちの間で話題になっている本だと知り、買ってみたら「あ、これ Twitter で見たやつだ」と気付いたという経緯だったのですが、全体的に簡潔かつ話が面白い方向へ転ぶ形でどれもまとまっていて読みやすい。ネタの中には SF 好きにとって「あるある」と言える定番ネタ、例えば多世界解釈が出てきたりしますが、それがマンガでわかりやすく表現されているので、 SF 初心者に SF の面白さを知ってもらうための1冊としてもとても良いと思う。これを読んで面白いと思えたなら、あなたも立派な SF ファンだし、今後様々な SF 作品を読むにあたっての基礎知識のようなものも備わると思う。すごくいいです、これ。
ある SF アイデア1つを元手に話を転がす短編、というと星新一のショート・ショートのようなものを想像したくなるが、星のそれが皮肉めいた結末に終わることが多いのに対し、この1冊はエモい話を絡めているのが憎い。どこか居た堪れない気持ちになったりもする読後感は、『少女終末旅行』のそれにも似ています。ミクロな人間の思いは、マクロな世界の理には抗えない、とでもいうような。
しろし『Roid -ロイド-』

- 作者: しろし
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2018/07/18
- メディア: コミック
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たまたまエモい SF が続いてしまったが、4月に読んだところではこれもよかった。歩けなくなった少女が、自分の理想を託したアンドロイドを作り、さらにそのソフトウェアとして自分の人格をコピー(転送ではない)して、という話。2巻完結でまだ1巻しか読んでいないのですが、まだそこまでガッツリと百合要素はなく、ほのなな百合状態で、百合姫掲載だったしきっとこれから盛り上がるはずだ!と勝手な期待をしている。今気付いたけど、今月 SF と同性愛の話しかしてねーな。しかし百合要素除いても、理想の肉体を手に入れているもう1人の自分への嫉妬や、アンドロイドに対する人間の扱い、人間とアンドロイドの境界の話など楽しいです。
【ゆるキャン△】「【C95】△【ゆるキャン△】」/「しろし」のマンガ [pixiv]
しろし先生は同人作品で先に知っていて、この方のシンプルでスタイリッシュで、可愛さもある絵柄がすごい好みなんですよね。最近は『ゆるキャン△』を多く描かれてますがとても絵柄にマッチしていると思います。△本は昨年冬コミで買いましたが、もう家宝ですよ家宝。